表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/51

咲い顔(わらいがお)

118、(わら)い顔


焚き火が消えることを恐れて

次から次へと薪をくんでいくように

君へ愛の優しさを静かに与えます


林の奥深き場所に眠る孤独な強さ抱えた花

微かな光だけを信じて 今も色褪せることない花びら


最後の一枚まで輝き続けるよ たくさんの愛に支えられて

ずっともっと綺麗な姿で(わら)っていたい


知らないことばかりのあの頃

僕から君から零れ落ちる照れ顔

時よ 止まれ しばらくこのまま一緒に・・・


小さな君の手をそっとにぎる 温もり溢る 柔らかな

感触 忘れられない 君の言葉 僕の心の隅で踊る


「ずっと待っていたよ なんて言ったら引くかな」呟いた君に僕は言った

「ずっとこうしたかったんだ」握り返す


最後が来るなんてさ 考えたこともない これぽっちも欠片もない

「ずっと待っていたよ なんて言ったら引くかな」呟いた君に僕は言った

「ずっとこうしたかったんだ」握り返す

ずっともっと綺麗な姿で(わら)っていたい

もう一度 手をつないでいこう

君と歩む道を つないだ手を離さないで


「ずっと待っていたよ なんて言ったら引くかな」

「ずっとこうしたかったんだ」

そして、また君が笑う。

優しく、静かに咲いている、あの花のように・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ