いつか夢がさめても
フェリシアは一人で生きるため、昼は給仕に夜はお針子と頑張る毎日を過ごしていた。唯一の気がかりは、少しずつ傾き始めたウィグリド帝国に残る両親のこと。落ち込んでても始まらない、働かざる者食うべからず! 恋愛なんてしてる場合じゃない! のに、謎のわんこ系青年と出逢ってしまい…。
政を顧みない皇帝、姿を見せない皇太子、長らく隠せいさせられていた九番目の皇子。彼らを取り巻く不穏な影は西方大陸全体をも包もうとしていた。
政を顧みない皇帝、姿を見せない皇太子、長らく隠せいさせられていた九番目の皇子。彼らを取り巻く不穏な影は西方大陸全体をも包もうとしていた。