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少女は待っている
彼女は待っている。
いつかまた、彼女の力を求めてやってくるであろう者を待っている。
自らの力を貸すに値する『資格』と『器』を持つものを待っている。
此処で待っていても、いつ来るはわからない。
それでも彼女は待ち続ける。
自らを求める『資格』を持つ者が訪れるまで、長い間待ち続けている。
力を求め、それを扱うに値する『資格』と『器』を持つ者に自らの全てを捧げるために。
それが彼女の存在意義なのだから………
そのためだけに、彼女は長い時を過ごしているのだから………
彼女は一人待ち続ける




