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幻想三色記  作者: 白黒原色
15/16

第15話 弟たちの初出勤

この作品は東方projectの二次創作です。原作をご存じの皆様方からすれば見過ごせない点が多くあると思われます。そう言った場合は作品を読むのを止めるか感想等で指摘いただけると助かります。

 時間は遡り朝。二人と別れた青は紅魔館に向けて走っていた。走り続ける事、数分。青は紅魔館の門前に到着した。


 「到着。、、、これ通って良いのかな?」


 青は紅魔館を正面に迷っていた。何故なら、美鈴が居眠りをしているからである。先日初めて紅魔館に来たときに問答無用で襲われたという記憶が新しい青はどうするべきか悩んでいた。が、起こすにしても近づく必要があるし、襲われても咲夜に密告すれば良いかっと考え青は門に近づいていると、


 「っ!」


 美鈴が突然動き出し青に向かって襲いかかって来た。可能性の一つとして予想していた青は美鈴の速度に驚きつつもどうにか攻撃を避けた。


 「美鈴、俺は今日から世話になる予定だったと思うんだが?」


 「不審者に貸す耳は無し!」


 青の言葉にも聞く耳持たずで美鈴は青に近づき攻撃を放ってくる。青は小規模の魔術を駆使し有効打にならない様に逃げまくる。終わる気配のない攻撃に青は説得を諦め一撃で場を沈める決心をすると一つの魔術を発動した。


 「魔術領域【反響域】」


 『美鈴に襲われてる。助けてくれ咲夜。』


 青の発した言葉に一瞬美鈴は怯んだ様子を見せたが、次の瞬間にはその様子を消し攻撃を続けて行く。青は魔術を発動した後は大した行動を見せず変わらず美鈴の攻撃から逃げている。青が逃げ続けていると突然美鈴に向かってナイフが飛来してきた。美鈴は青に対する攻撃の手を止め必要以上に大きく距離をとる。心なしか顔が青い様にも見える。青は美鈴の攻撃が止まったことでようやく息を吐きこの場に現れたナイフの持ち主に視線を向けた。


 「助けてくれてありがとう。咲夜。」


 「構わないわ、青。すぐに案内したいのだけど少し待ってくれるかしら?」


 「ああ、大丈夫だよ。」


 咲夜は青の言葉を聞くと美鈴に視線を向けた。美鈴は先ほどの勇ましさはどこへやら天敵に見つかった小動物の様に小さく震えていた。青は苦笑いを浮かべるしかない。


 「美鈴、私はしっかりと連絡してたわよね?」


 「は、はい!」


 「なのに、どうして攻撃したの?」


 「えっと、、、その、、、、何と言いますか、、、、、。」


 美鈴は咲夜に何かを聞かれるたびに語尾が弱まっていく。被害者である青さえも美鈴が可哀想に思えてくるほど美鈴の姿がどんどん小さくなっていく。


 「美鈴、居眠りはしないって前に言ってたわよね?」


 「はい、、、、。」


 「美鈴、後でお仕置ね。」


 「え?ちょっ!、、、、、、、はい。」


 咲夜に異論を申し立てようとした美鈴は咲夜の一睨みによって沈黙した。咲夜は青の方を向き笑みを浮かべると門を開け青に来るよう促した。青は逆らう事無く咲夜について行った。

 紅魔館の中に入った咲夜と青はレミリアの部屋に行く事無くフランの部屋に来ていた。フランの部屋の前に来てから青は疑問を口にした。


 「レミリアに挨拶をしなくて良いのか?」


 「大丈夫よ。これもお嬢様のご命令だから。」


 「そうか。ところで俺の紅魔館での仕事は?」


 「特に無いわ。強いて言うなら妹様のお相手かしら。」


 青の質問に咲夜はさっくりと答えて行く。青は咲夜の答えに了承の意を込めて頷くとフランの部屋の扉をノックした。扉の向こうから返事が聞こえて来たので青は咲夜に礼を言って部屋に入った。


 「おはよう。フラン。」


 「あ!おはよう。青。」


 部屋の奥で寛いでいるフランを見つけた青はフランに声を掛けると、フランは元気の良い笑みを浮かべ返事を返した。青はフランの近くにある椅子に座るとフランに今日の予定を伝えた。


 「今日は能力についてや制御の方法を教えて行くよ。実践は明日からかな。」


 「え~あんまり勉強好きじゃない、、。」


 「俺の話を聞くだけだし、そこまで難しい事はしないよ。」


 青はフランの言葉に小さく笑みを浮かべながら言うと、能力について話し始めた。数十分後、能力に関して話し終えた青がフランを見るとフランは何かを真剣に考えこんでいた。青は内容が気になったが聞くことはせずに次の予定を伝えた。


 「話はこれくらいで次は能力に関して調べようか。」


 「ん?分かった。調べるならパチェの図書館に行こ!」


 フランは青から次の勉強内容を聞くと青を案内するように楽し気に大図書館に向かった。青は反論することなくフランに続いて大図書館に向かった。

 大図書館に到着した二人は図書館の中心にいる管理人に話しかけた。


 「パチュリー、悪いが本を貸してもらっても良いか?」


 「あら、どうしたの?、、、なるほどね。いいわよ。レミィからも協力するように頼まれてたし。」


 「ありがとう。フラン、本は丁寧に扱いながら破壊について調べてきてね。」


 「は~い!」


 青の申し出に疑問を覚えたパチュリーは青の後ろに居るフランの姿に気づき快く受け入れた。了承を取れた青はフランに注意事項と目的を伝えると本を探しに行ったフランを見送った。


 「あら、青はついて行かないの?」


 「ああ、必要ないだろうし、俺は先日の続きが読みたい。」


 「そう。」


 フランについて行かない青に疑問を持ったパチュリーに質問すると、青は客観的な意見と主観的な思いの二つを答えた。青の答えにパチュリーは小さく微笑み途中まで読んでいた本に視線を落とした。

 昼時、大図書館に咲夜がやって来た。内容は昼食のお知らせだった。青は了承の意を返し、フランを呼ぶと昼食を食べるため大図書館を後にした。

 食事を終えた青とフランは大図書館に戻りまたそれぞれの時間に戻った。日の傾きが顕著になり始めた頃青はフランを呼び、調べ事の終了を伝えた。今日の予定を大して決めていなかった青はとりあえずという事でフランの部屋に戻り二人で寛いでいた。日が地平線に姿を大半隠した頃青は突然現れた咲夜にロビーに来るよう伝えられた。青はフランとの時間を惜しみながらロビーに到着し、、、


   時間を遡り朝。


 黄は赤達二人と別れ地底に来ていた。地霊殿に行くまでの道に知っている鬼の気配を感じ取った黄は少し遠回りしながら地霊殿に向かった。

 地霊殿に着いた黄は気にせず中に入るとさとりの姿が見えたので黄は声を掛ける。


 「おは~、さとりん。」


 「あら、おはよう。黄、早いのね。」


 「ん?そう?」


 「ええ、意外と早いわ。」


 「そっか。こいしちゃんは?」


 「、、、そう言えば、昨夜見てから見て無いわね。」


 さとりは黄の軽い世間話をしながら今気づいたかの様な風に黄の質問に答えた。黄はさとりの答えに少し眉を顰め思考を巡らせると呟いた。


 「真面目に教えないとヤバいかも、、、。」


 「え?」


 「ん?何でもないよ。」


 黄の呟きを聞き取れなかったさとりが反応を示すが黄はスッと呆けスペカを発動させた。


 「雷符【雷光影落とし】」


 黄がスペカを発動させると階段の近くに座っているこいしが現れた。こいしも黄のスペカで見つけられたのが以外なのか目を丸くしている。


 「おはよ。こいしちゃん。」


 「え?あ、うん。おはよう。」


 「さとりん、今日から能力修行始めて良いの?」


 「ええ、大丈夫よ。何かあったら呼んで頂戴。」


 「おけ~。呼ぶわ。」


 こいしと挨拶を交わした黄はさとりに向き直り自分の仕事について確認すると、さとりは協力的な答えを返した。黄は軽く返しこいしに案内を頼んでこいしの部屋へ向かった。

 こいしの部屋で机を挟んで対面に座り合い能力に関しての説明を詳しく分かりやすい様に話しこいしが理解できたのち、黄たちは地霊殿を探索していた。こいしの案内で地霊殿の構造をある程度覚えた黄はこいしにある提案をした。


 「こいしちゃん、人里に行こっか。」


 「え!?」


 黄の予想外の提案にこいしは大きく驚き黄を見つめている。黄は提案の意図を話すため一度こいしの部屋に戻って来た。


 「案内されて分かったけど、地霊殿に本が無さすぎる。」


 「え?資料室あったでしょ?」


 「こいしちゃん、残念ながらあれはガチの資料なんだ~、、、」


 黄が案内された中で本と呼べるものは物語系の本や図鑑系、事務資料のみだった。黄が必要としているのは哲学や医学に近しい所謂現代の難しい本だった。地霊殿に無い以上地底、地上と行動範囲を広げるしか無いが地底にあるという保障は無く地味に広く、面倒な妖怪が多そうな地底を探すよりも人里で探して買う方が効率的だと言う考えだった。黄はこの考えをこいしに伝えこいしに行動の決定権を委ねた。一応、今日絶対にしなければいけない事では無いとだけ伝えこいしの返答を待っているとこいしが口を開いた。


 「分かった。人里に行く。」


 「良いの?」


 「うん。」


 「そっか、それじゃあサクッと行って早く戻って来ようね。」


 こいしは決意した表情で黄の提案を吞んだ。黄はこいしに一度確認し、それ以上は聞くこと無く出発の準備を進めて行った。

 準備を終えた二人はさとりを何とか説得し、人里へと来ていた。黄はこいしを気にかけながら家の家具を探すときに目を付けていた本屋に向かって歩いていた。


 「こいしちゃん、お腹減ってない?」


 団子の屋台を見つけた黄は横で歩いているこいしに話しかけた。こいしは黄の言葉に小さく頷いた。黄はこいしが頷いたのを確認するとすぐさま団子屋に並び全種一つずつ買った。団子を受け取った黄は両手で抱えながらこいしのもとに戻って来た。


 「はい、みたらし団子。」


 「ありがとう。」


 黄は長時間持つのに適さなそうな団子からこいしに差し出し再び歩き始めた。目的の店に着くと黄は団子をこいしに渡しサクっと本を買うとこいしに声を掛け地底へと帰り始めた。

 地霊殿に着くころには団子は無くなり黄は本と串を持ちながらこいしの部屋に向かった。


 「さて、欲しい物は手に入ったから、早速無意識について勉強しようか。」


 「、、、、、うん。」


 荷物を置いた黄がこいしに買って来た本を差し出し笑みを浮かべて言うと、こいしは嫌そうな顔をしながら本を読み始めた。

 本を読み始めて数時間、昼時になった位で黄がこいしに話かけた。


 「こいしちゃん、読書はこの辺にして昼食にしようか。」


 「え!もうこんな時間!?」


 読書の集中していたこいしは黄に声を掛けられて時計を見て驚きを露わにした。黄は本を置いたこいしと一緒に食堂へと向かった。

 食堂で昼食を食べ終えた二人は玄関近くで午後の予定について話していた。


 「午後は読書みたいな座学じゃなくて、簡単な実践をしようか。」


 「実践?」


 こいしは黄の提案に不思議そうに答えると、黄は詳しい内容を話始めた。


 「うん、超簡単な能力ありの隠れんぼだよ。」


 「隠れんぼ?能力使わない様にする為の修行で使うの?」


 「うん。使っているときの感覚を覚えて、自分の意思で使えるようになれば使わないこともできるしね。」


 こいしの疑問に答えると、こいしは納得したのかこいしは隠れんぼにやる気を見せた。黄はやる気を見せたこいしに隠れるように伝えると十秒数え始めた。

 隠れるように言われたこいしは地霊殿の物置部屋にある隙間に身を潜めた。数十秒後、廊下の方から黄の足音が聞こえて来た。どんどん大きくなる足音にこいしは息を思わず止めて隠れた。黄はこいしが居るであろう部屋に入り、一通り見まわすが姿を見つけられない。不思議に思いながら部屋を出ようとしたときこいしの姿が部屋の中に浮かび上がった。黄は姿を見せたこいしに触れると「交代」と声を掛け姿を隠しに走って部屋を出た。


 「気配はあったのに姿が無かった。昨日は姿も気配も無かった。制御できてるのか?」


 黄は隠れる場所を探しながら先ほどの現象についての疑問を呟いた。


 数時間、黄とこいしは鬼を交代しながら隠れんぼを続けながら能力へ慣らしていった。丁度、黄が鬼としてこいしを見つけたところで地霊殿に来訪者が現れた。黄とこいしは休もうと部屋へ戻る際来訪者と出会い、、、

お久しぶりです。白黒原色と申します。お久しぶりです。ほんとに。忙しかったんですかね?時間はあったと思うですけどね。さて、前回に続き初出勤が無いようです。前半と後半で青と黄に分かれてます。青は戦ってましたね。黄は、、、団子食べてたくらいの印象しかないですね(笑)

次回は「、、、」に続く内容が書かれてると思います。次回も

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