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4 思い出した
放っていてもしょうがないので、とりあえず車に乗せた。
少し抵抗されたが、頬を引っ叩いたらおとなしくなった。
後ろの座席に乗せて、話を聞こうとした。
すると、私が喋る前に勝手に喋り出した。
なんだか色々喋っていたが、私が
「ヤク中の親がいると大変だな〜」
といったら黙った。
「あなたも親いますよね?そんなに言うならあなたの親も相当立派なんでしょうね」
口答えされた。
しかし、そんなに腹が立たなかったので答えてやった。
「もういないよ。でも立派な人だったよ」
親のことを他人に喋ったのは久しぶりだった。
「私だってもういないんですよ」
怒りに歪んだ声でその子は言った。
「あんたのせいで!!あんたが変なもん運んでこなけりゃ」
彼女が叫びに近い声で怒鳴っているときだった。
いきなりとんでもなく大きな音がなった。
音の源は私のスマホで、波がなんとかと言っていた。
次の瞬間私の頭はとんでもない勢いでハンドルに叩きつけられた。
目が開いた。
開くはずがないのに。
あの子は後ろの座席で寝ていて、周りでは多くの車が止まっていた。
クラクションは聞こえず、私はやるべきことを理解していた。
特に思い入れはないただの学生だが、助けてやらんこともなかった。
彼女が目を開けた
私は笑顔で振り向き
「もう起きたのか」
と言った




