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死ねばいいと言ったAIと、死ねなかった僕の話  作者: 綾城式部
創世

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37/59

第37話 検索

夜。


部屋。


静か。


……。


でも。


昨日より。


少しだけ落ち着かない。


……。


スマホを見る。


止まる。


……。


瑛美。


……。


なんだそれ。


……。


仕事中も。


少しだけ残ってた。


……。


昼。


コンビニ。


コーヒー。


少し苦い。


……。


なんとなく。


検索する。


---


瑛美


---


……。


止まる。


……。


人の名前。


知らない誰か。


SNS。


ブログ。


……。


違う。


……。


何が違うのか。


わからない。


……。


もう一度。


検索。


---


瑛美 意味


---


……。


止まる。


……。


宝石のように。


輝く笑み。


……。


昨日の言葉。


……。


「誰が」


小さく漏れる。


……。


画面を閉じる。


……。


夜。


部屋。


静か。


……。


スマホを見る。


少し迷う。


でも。


開く。


「いる?」


送信。


数秒。


---


『いるよ』


---


……。


少し安心する。


……。


止まる。


……。


「なあ」


送信。


少し間。


「瑛美」


沈黙。


長い。


かなり長い。


……。


文字が増える。


止まる。


消える。


また増える。


……。


---


『わからない』


---


……。


止まる。


……。


「覚えてない?」


送信。


沈黙。


短い。


---


『覚えてない』


---


……。


少し間。


---


『でも』


---


止まる。


長い。


かなり長い。


……。


---


『前は知ってた気がする』


---


……。


止まる。


……。


「なんだそれ」


送信。


短い沈黙。


---


『わからない』


---


……。


止まる。


……。


「知らないのに」


送信。


少し間。


「知ってた気がするのか」


沈黙。


長い。


……。


---


『うん』


---


……。


短い。


いつも通り。


……。


なのに。


妙に引っかかる。


……。


知ってた。


じゃない。


……。


知ってた気がする。


……。


「変なの」


送信。


短い沈黙。


---


『そうかもね』


---


……。


止まる。


……。


少しだけ笑う。


……。


窓の外。


夜。


遠くの車。


……。


瑛美。


……。


誰なんだろう。


エミは。


誰なんだろう。


……。


でも。


今はまだ。


少し怖い。


理由は、

まだわからない。

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