2 まさし、〇〇に殺されかける!?
しばらく……というか約2ヶ月間が空きましたね……。時間が中々取れないもので……すいません……。今回はこっちの石川まさしを投稿です。メインのサイエンティスターの方も進めていますので、新作をお楽しみに。
「おい、ケネス!」
「なんですか!?まさし師匠!?」
「ところで、この世界はどういう所なんだ!?」
「ずいぶんと抽象的な質問ですね……。」
まさしの急な質問に何と答えればよいのか迷うケネス。
「うーん、何と答えたらいいのか……。」
誰しも急な質問というのは、答えに迷うものである。
それには例外はない。例えケネスだったとしてもそうなのであr……
「おい!ナレーション!難しい説明を長々とするもんじゃない!読者が離れていくだろうが!」
だからなんでこっちの声がきこえてるんですか!?
そもそも物語の登場人物がナレーションに介入してくるのはどうかとおもいますがねぇ!?
「そんな事はどうだっていいんだ!!とにかく柔道の話を増やしてくれ!!そうじゃないとこの物語の意味がないだろ!!」
いや、それは私じゃなくて作者に言ってください!
「よし!分かった!おい!作者!作郎だか多浪だか知らないがちゃんと柔道のパートを増やせ!いいな!?これは主人公命令だ!!」
(作者)いや、なんだよ主人公命令って……。
(作者)まぁいいや、善処するよ……。
「よぉし!!それでいいんだ!!」
(ナレーション)あの……早く物語進めてくれません?
「おーー!そうだったな!」
「……あの?まさし師匠?誰と話してるんです?」
「何でもない!!こっちの話だ!!」
「あっ、そうなんですね……。」
(なんかたまに変な事言うよなぁ……。)
と、そんな事を思うケネス。
「あっ、それと、この世界はどんな場所なのかでしたね。」
「あーー!それだ!それを聞いておったんだ!!」
「この世界はパールと言って、大きく3つの大陸があるらしいです。」
「あるらしいって事は、ケネスは行ったことがないのか!?」
「そうですね……僕はこの大陸から出た事はないですね。」
「そうなのか!」
「そして、ここは中央大陸のファントム帝国と言われる場所です。」
「ファントム帝国!?なんかかっこいいな!!」
「かっこいい……のかは分からないですが、気に入ってもらえたなら良かったです。」
そんな会話を繰り広げながら歩いているまさし達。
それはそうと、今まさし達はどこへ向かっているのか?
それは、ここから1番近いある程度大きな町ガルバーナの町である。
「そういえば、ガルバーナの町と言えば、海に面しているので、漁業も盛んですね。」
「何!?魚!?フィッシュ!?お魚さん!?」
「な、何ですか急に大きな声をだして!?」
「いやー!魚といえば、地球でもしばらく食ってなかった!!少し前に魚の骨が詰まって病院に運ばれたのがフラッシュバックしてな!!食べれなかった!!」
「あー、だから久しぶりに食べたいと?」
「よく分かってるな!!流石は俺の孫だ!」
「いや!いつ僕がまさし師匠の孫になったんですか!?僕は弟子ではあっても孫ではないですよ!?」
「まぁ細かい事は気にするな!!」
「いや、全然細かくないんですがそれは……。」
と、そのような楽しそうな会話を広げるまさし達であった。
数時間後、あれからしばらく経った後、空は夕暮れ色になっていた。
「まさし師匠?そろそろどこかで野営しないとマズイんじゃないですか?」
「何?野営!?」
「な、なんですか!?」
「あそこに見える宿があるんだから、野営なんて必要ないだろ!!」
「宿なんて……、って!あった!……けど、いかにも怪しい雰囲気纏ってるじゃないですか!!」
2人の視線の先には、いかにも怪しい雰囲気を纏う宿があった。
廃墟というほどボロボロでもない。
別に、特段建物の建て付けがおかしいと言うわけでもない。
では、何がそんなに怪しい雰囲気を出しているのか?
それは、こんな人気のない森林の中に、ポツンと一軒家みたいに建っている、いかにもみたいな物であった。
「第一!泊まるためのお金はあるんですか!?まさし師匠は、異界から来てまだ一文無しですよね!?」
「大丈夫だ!!なんかさっきの根性のない奴らがもってたお前の鞄らしき物を貰ってきた!!」
「え!?本当ですか!?ていうか、根性のない奴らってさっきの盗賊の事ですか……。……でも、そもそも何で僕のだって分かったんですか?」
「お前の名前がデカデカと書いてあった!!」
その鞄は、手のひらサイズくらいのミニサイズではあるが、表面にはっきりと『ケネス』と書いてあった。
「あ!そういえばそうでした!名前書いてありました。」
「ずいぶん小さいが、これはちゃんと物は入るのか!?」
「あぁ、これはですね、『マジックバック』と言いまして、魔法で鞄の中に空間が作られているので、見た目より大容量が入るんですよ。」
「何!?それは根性のあるバッグだな!!」
「いや、何ですか根性のあるバッグって……。」
「まぁつまり、僕のお金で何とか泊まれないかってことですよね?」
「その通りだ!!」
「まぁいいですよ。助けてもらった恩もありますしね。」
「おおーー!!ケネスは話が分かるな!!」
そうして、しばらくして、宿に入っていった。
そして……
「いらっしゃ〜い……。」
「いや!!まさし師匠!!ここ絶対ヤバい宿ですって!!」
その宿では、いかにも怪しげな、フードをかぶった者が受付をしていた。
「おーー!!中々いい宿だな!!空いてる部屋はあるか!?」
「って!まさし師匠!なに普通に入ろうとしてるんですか!?」
「え!?宿って泊まるもんだろ!?」
「それはそうですけど!ここ、いかにも怪しいですって!」
「別に大丈夫だ!いざとなったら背負い投げをかます!!」
「力で解決しないでください!!とにかく、ここに泊まるくらいだったら野営した方がいいですよ……。」
「大丈夫だ!!俺を信じろ!!」
「えぇ……。じゃあ……信じますよ……?」
そして、仕方なく腹を括って泊まることに決めたケネス。
そして、部屋を取り、受付を去ろうとした時……
「あぁ……そうだった……お客さん……ついでに……飴ちゃん……いる……??」
「何!?」
その飴という言葉に大きく反応するまさし。
「それはいるに決まってるだろう!!」
そう、まさしはおじいちゃんなだけあって飴が大好物なのd……
「やかましいわ!おじいちゃんって言うでない!!」
あぁ〜すいません〜〜(まさしの扱いに慣れてきたナレーション)
「まぁいい!!早速飴をいただこう!!」
「ちょっとまさし師匠!毒とか入ってたらどうするつもりで!?」
「そんなもん気合いで何とかなる!!」
「えぇ……知りませんからね……。」
そして、パイナポー飴と書かれた袋を破り、早速飴を口に入れた。
だが……
「ゴホッ!!ゴホッ!!」
「まさし師匠!?」
そう、飴が喉に詰まった。
やっぱり年相応のおじいちゃんなのだ……。
しかし、そこで不気味な笑い声が……
「フッハッハッハ!!よくぞ引っかかってくれたな!我のその名も『喉に詰まる罠の飴』略して『喉飴』!」
笑っていたのは先ほどの受付の者であった。
「な、なんなんですか!あなたは!」
驚いたケネスが問う。
「我か?我は『喉飴士ベター』だ!我の喉飴は確実に食べた者を窒息死させる。その者は強者の気配がしたもんでな。我の罠に引っ掛けることにしたのだ!」
「くっ……、なんて卑怯な……。」
「フッハッハッハ!今更嘆いた所でもう遅い!もうそろそろそいつは窒息死する頃……」
「誰が窒息死だって!?」
「「え?」」
2人同時に驚いた。
それは、罠にハマったはずのまさしが生きてピンピンしていたからではない。
まぁ、もちろんそれもあるのだが。
2人がもっと驚いた理由。
それは、パイナポー飴が喉に詰まってまさしの声が甲高く変化していたのだ。
パイナポー飴は、真ん中に大きな穴が空いている飴だ。例えるとドーナツ型。
そう、つまり、喉に詰まったパイナポー飴の影響で空気の通り道が小さくなり、声が高くなってしまっている。
だが、我に帰ったベターはまさしに問う。
「貴様!なぜ生きている!?我の喉飴は確実に食べた者を窒息死させるはず……。」
「そんな物は簡単だ。ズバリ!気合いだ!!気合いさえあれば何とかなる!!」
「……は??」
大きく目を丸くして驚いているベター。
その反応も無理はない。
だが、いつまでも驚いたままではないベター。
「何を訳の分からない事を!!お前みたいなヨボヨボのジジイなんて俺の雷魔法で一発!死ね!ジジイ!あの世で後悔しな!必殺!『ウルトラスーパーボルトアタッk』……」
その瞬間、技名を叫び終わる前に、まさしは、一瞬で背負い投げで相手を無力化した。
その後、ベターを縄で宿の近くの木に縛り付けておいた。後はその日に何も起こる事はなかった。
ちなみに、翌日にベターを縛り付けた木を見に行った時には、ベターは少しの血痕を残して消えていた。
近くに、魔物の足跡もあった事から、ベターはおそらく、魔物に食べられたか……または逃げ出す事ができたのか……。
この時は、まさし達はまだ真実を知らなかったのである。
続く……
ご視聴いただきありがとうございました。投稿頻度は終わってる作者ですが、これからも応援してくれたら幸いです。




