表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終末から始まる物語  作者: 風間流治
七不思議編
29/239

7つの怪談との対決(第五・六怪談)

紅「今回も大活躍!」

信「本当か?」

------------運動会当日ーーーーーーーーーーーーーー


「うーん、雲一つないいい天気ね!」


「秋姉、がんばって!」


「流は運動できないんだっけ?どうするの?」


「点数の係りをやるの!」


「がんばってね。」


そう言って紅葉は信幸の頭をなでる。


「気合入ってるな。」


「「信兄」」


「イヨッ。」


「今日はどうするの?」


「母さんが今日は校舎に人が少ないから、昼の0時にも気を付けろってさ。

 だから、俺は、昼頃、残りのプールと体育館の様子を見に行く。

 紅葉わかっていると思うが、」


「お昼に、流を独りにはしないようにする。」


「ああ、頼んだぞ。じゃあ、俺は、母さんとお前を応援しているからな。」


そういって、信幸は二人から離れた。


ーピン、ポーン、パーンー


「生徒の皆さんは入場門に集合してくださし。上級生の皆さんは

 パートナーの下級生の手をつないで、並んでください。」


ーーーーーーーーー11時55分 Side:XXーーーーーーーーーーーーーー


「ふむ、どうしましょうかね。やはり、風間家一筋縄ではいきませんね。

 こうも、警戒態勢を張られては、動きにくいではありませんか。

 これも狙いですかね。さすが策士どの。やりづらい。」


<えーい!何をしている。もう待てん。さっさとせんか!>


「よろしいのですか?また、無意味にお仲間を失いますよ?」


<あ奴らならどうにでもなるわ!今は喰いたいのだ!>


「わかりましたよ。では、始めましょうか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

XX第一小学校7つの怪談の⑤



薄暗い更衣室、ここは、プールと職員室のある1階と体育館が

ある2階の狭間の1.5階。


ここには、宿直室と水泳の見学用の更衣室もある。


ある時、宿直の当番の男性が、テレビを見ていると、更衣室の方へ


ーペッたん、ぺったんー


とういう、複数の足音が向かっていく。


男は水泳教室の生徒が、トイレの帰りだろうと思い、再びテレビを見始めたが、

ふと今日は、水泳教室はないはずだと、思い直し、気になり、

職員用階段で、職員室まで下り、駐車場を周り、外の窓から、

プールの様子を見ることにした。


そして、プールを見ると、水掻きのような手足、

鱗のような皮膚の子供たちが、泳いでいるではないか。


男は怖くなり、自分の車に飛び乗り、一夜を明かした。


翌日、宿直室の前には、水たまりと鱗が落ちていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


XX第一小学校7つの怪談の⑥


真っ暗な学校、3階のトイレにはこんなうわさがある。


男子トイレと女子トイレの入り口から3番目の洗面台は壁で仕切られてはいるが、同じ位置にあり、


その壁には、工事中に女の子の遺体が隠されたのだと。


そして、放課後その洗面台で手を洗うと子供が移り、


<寂しい、寂しい>


といって、鏡に引きずり込むという。


ある時、学校の関係者はその噂を確かめるため、壁を崩して調べたが、

何も見つけることはできなかった。


だが、翌日、男子トイレと女子トイレで、生徒が行方不明になった。


そのまた翌日、同じようにトイレで二人の生徒が見つかり、

生徒のいたづら、だろうということになったが、


2人の生徒は仕切りに不思議なことをいった。


「鏡に引きずり込まれて、左右がさかさまの世界で、一日、

おかっぱの紅いスカートの口が裂けた女の子に追いかけれたと。」


ーーーーーーーーーーーー12時 Side:信幸ーーーーーーーーーーーー


ーブーンー


「ちっ。母さんの読み通りかよ。」


2階の体育館の様子を見終わり、1階のプールの様子見ようと、階段をおり、

1.5階の場所で結界が発動するのを信幸は感じた。


ーピチャーン、ピチャーンー


ーガラガラー


ーぺターン、ぺターンー


「まじかー。なんで俺の対象ばっかり、複数なんだよ~。」


信幸は右手を顔にあてて嘆いた。


1.5階にあるトイレ、そして、更衣室、見学席、

プールへ降りる階段その4か所から、

鱗の皮膚の子供が信幸に向かって、詰め寄ってくる。


「ちっ。」


ーパーンー


信幸は銃を引き抜く。


ーキンー


「はぁ?」


しかし、ダメージは無いようだ。


「ちょ。まじか~。えーい!」


こんどは符を放ち、自分の周囲の床から天井にかけて、木の柵を展開する。


「鱗で銃が効かないとかないわ~。属性は水で間違いないから。

 あっ!やば。間違えた。そうだ、銃は金だ効くわけねー。

 符じゃ結界張るぐらいしか・・・・。」


ーころころー


「木の実?そうだ、この小ささなら。エアーガン!」


ーカチャンー


ーパン、パンー


ーざわーー


木の実が当たった途端に、植物が育ち、相手は形を保てなくなる。


「射程はないが、威力は抜群だな。朱雀!」


<あいよ。燃やせばいいな。>


朱雀は次々と信幸が生み出した植物を燃やしていく、


「どこに本体がいるんだ?気配はこの階にあるのに。」


信幸がそんなことを疑問に思っていると、急に迫ってきた子供たちが水に戻る。


そして、一か所に集まったかと思うと、とぐろを巻いた水の大蛇へ姿を変えた。


ーシャーー


「魚じゃなくて、蛟かよ!くそ、でかすぎる。六合、槍を!」


ーキシャーー


ーガキツンー


何度も槍を刺そうとするが鱗が人型のときと比べにならないぐらく固くささらない。


「くっ。やるっ!ええい。面倒だ。」


信幸は、蛟に槍を思いっきり目に突き刺し、術で槍に雷を落とす。


ーバチバチー


ーギーー


ーパーンー


「あー厄介な相手だった。」


蛟であったものは、蒸発し、跡形もなく消えた。


ーーーーーーーーーーーー12時 Side:紅葉ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーブーンー


「来たみたいね。」


紅葉は3階で、トイレに行った、流治を待っていた。


流治は午前中の出し物の集計結果を3階のグランド側のベランダに設置された、

得点表に反映した帰りにトイレに行きたくなり、よったのである。


ーじゃーー


<さ び し い>


「うん?秋姉なんかいった?」


「何も言ってないよ~。どうしたの?」


紅葉は気になり、手洗い場を除く。


すると、流治の後ろに複数の手が、つかみかかろうとしていた。


「流治!」


紅葉は慌てて、流治を引き寄せて、手から、守る。


「ぐっ。」


あまりに強い力に呻き声がでてしまうが、思いっきり、引っ張る。


ーぴちゃんー


ーかたかたー


でてきたのは、おかっぱの3人の女の子だった。

だが、何より異様なのは、ブリッジをしているはずなのに、

あごは床のほうをむき、手と足の指先は

顔の方を向いている点と、その顔に目がなく、口は耳まで避けて、

にやーと笑いながら、歯をかたかたさせている点である。


あまりにも異様な光景に、紅葉は驚くが、急いで、3階のフロアまで、

流治を連れて逃げる。


それを、蜘蛛のように手足を動かし、追ってくる。


「きもい!怖い!」


「確かに・・・。」


流治の発言に、苦笑いをしながら、紅葉はどう倒すべきか考える。


過去2度倒し方を間違えて、最初はピンチに、2度目は奥の手まで使った。


2度あることは3度あると考えたくはない。


「なんか、ゴキブリみたいにしぶとそう。」


流治がぼそっという。


(確かに、動きも蜘蛛やゴキブリのような感じだ。なら、一掃つぶすか。)


そう考えて、両手に大岩をだし、投げる。


ーひょいー


もちろん、避けられるが、若干ひきっつているように見える。


(なら。)


たくさんの大岩を囲むよう投げる。後ろ、右、左、前。


そして、真上からちょうど収まるくらいの大岩を投げ入れる。


ーぎゃーー


「よし、あと2体」


(ふーん、なら、ノーム。土壁を作ってあげなさい。)


六花は紅葉の戦いをみて、ノームにフォローをお願いする。


「流治?やるー。えい!」


逃げ場を失った、化け物は、紅葉の大岩の餌食になった。


「ふー。いい仕事した。」


紅葉はやり切ったというようそうで、おでこの汗をぬぐった。


ーーーーーーーー12時10分 Side:XXーーーーーーーーーーー


<ぐー!!悔しいい!>


「だから、言ったではないですか。」


元凶の2人は2つの怪異の反応が消えたことを感じ、

術師は結界を解除し、樹の意志は歯噛みをした。


<次はあ奴の魂を直々に喰らってやる~。>






信「も~み~じ~。助けられてるじゃねぇか!」

紅「あれ~?おかしいな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ