7つの怪談との対決(幕間)
カンペ「準備回?」
紅「何このカンペ。」
信「タイトルが思いつかなっかたとか。」
真っ暗な小学校
ーパチン、パチンー
何かを折る音が体育館に響く。
「何をしているのです?」
暗闇から男が現れる。
<我が体の一部を使って、友の依り代を作ろうかと思ってな。
”物語”のおかげで、完全には消えなかったようなのでな。>
「なるほど。さすが榊の霊。自らの体の一部でそのようなことができるとは。
そういえば、結界の制御がいつもより好調だったのですが?」
男はここ何百回かの結界の制御が好調だった理由を尋ねる。
<それは、我が名によるところが大きいだろう。
この空間と通常の空間の境を超えやすいように
我が補助していたからな。>
「なるほど。」
<そうじゃ、礼といっては何だが、これをやろう。>
そういって、長い榊の枝葉を2本、男に渡す。
<1本はお主にやろう。好きに使うといい、分けて使うもよし、
道具に仕立て直すもよし、主のような術師なら、使い方はわかるだろう?
もう一本は、我が消えたとき、この空間に入れてほしい。理由はわかるだろう。>
「ここまで、付き合いましたし、その願い聞き入れましょう。
ついては、次なのですが、終業式と呼ばれる式の片付けの時間がちょうど、
夕方の4時44分です。日にちは2か月後の12月22日はどうでしょうか?」
<戯言を。と言いたいところであるが、致し方あるまい。
友を揃え、万全の形でいどみたいからな。
もちろん、かなりの上質な魂を用意してくれるのであろうな。>
「それは、もちろんでございます。」
<「ふふふ、はははは。」>
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母の実家の八百屋から、売れ残りのいちごをもらったので、
夕食後、宿題をしながら、食べている、信幸と紅葉と流治。
そんな中、ぼそっと信幸は言った。
「あと、一つ。」
「いちごが?」
「違うわ。怪異の数だわ。」
「あ~。そっちか~。」
「現状、力が強い怪異は出てきていない。」
「えっ。あれで、強くないの?!」
「ああ。大楠様の話では、相手は榊の霊。やろうと思えば、
魂だけを喰らうことはできるはず。なのに、”物語”を作り、
細々とやっている。実際、流治が巻き込まれるまでに結構な犠牲者が
出ていたようだしな。」
「ああ、そんなこと言ってたね。」
「気づかれないように、徐々に浸食するなんてやり方、えげつないな。
気づいたら、負けてました。だからな。それに、”物語”を使われている以上、
一度消しても、依り代さえあれば、復活できる。
考えたやつは相当な術師なのかもな。」
「私たちが卒業したあと、どうなるんだろう。」
「知るか。大規模な結界でも張れれば、浸食は防げるだろうが・・・。
できないものを考えてもな。それに、ラスト1つの怪異が
どんな手を使ってくるかを考えないとしょうがないだろう。」
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(どう思う?)
<<何がだ。>>
(大規模結界。)
<<ああ、実施するのは可能だが、>>
(完全に力が戻らないと難しい。)
<<そうだ、それに、あまりに大きな結界、地球丸ごと的な結界は、
脆いしできることが限られる。そうだな、市町村レベルなら可能だな。
まあ、おいおい教えてやるよ。>>
(記憶が戻らないと、できないことだらけだな~。)
紅「確かに準備回だね。」
信「厄介な術師だよな~。」




