エピローグ
長月達平先生に(一方的に)教わってセリフの合間を多少書けるようになったかもしれない、ありがとうマイティーチャー。
「オレってば初めてクレーター作ったよ」
「何度もあるだろう、それこそ数え切れないくらい」
「そうだっけ」
件の2人組、博士と禍言は、鹿崎市、量子科学研究機構日本支部に到着していた。というより空から穴を開けて侵入していた。
「それでどうやって行くのかはサッパリなんだけど、博士分かる?」
「量子力学で"飛ぶ"といえば量子テレポーテーションだろうな。人サイズまでできるようになるのはまだしばらく先……あぁそういう」
「なんだよ」
「気にするな、こっちの話だ」
「あっそ。で、結局分かった?」
「あぁ、案内……するまでもなかったな、これだ」
二人の足元にはある装置が光っていた。そう、光って"いた"。空から降ってきたときに潰してしまったようだ。今やフレームは歪み、ガラスは大胆に割れ飛び散り、カラフルなコードも飛び出していた。見るからに大破だ。
「お前がど真ん中に穴開けてやろうぜ、なんて言わなければこうはならなかったのだがな」
「だってよ、さっきの変な無言にイイトコかっさらわれてイライラしてたんだもんよ」
「だがまぁ、システム自体は生きているし、ガワだけ作れば再起動できそうだな」
「なら嫌味言うなよ」
「手間が増えたんだ、それくらい言わせろ」
そこまで言うと、博士は装置の復旧に取りかかった。時折手を止め、一瞬頭に手を当てると、作業を再開し、また一瞬考えるような仕草を見せ、再開する。
かくして、わずか5分ほどで修復作業を終了させた。
「ふむ、こんなものか。限定的ではあるが、これで使えるだろう」
「あり」
「ガトーは?」
「ガトー」
「よし、では起動するぞ。準備はいいな?お前の意見は聞いてない」
「あっおいテメ」
禍言が文句を言い終わるより先に、二人の肉体は、日本から消失した。
「ェ!……あれ?四面楚歌?」
「みたいだな。お前の文句は後回しだ」
量子テレポーテーションに成功し、二人は中国の砂漠、そのド真ん中に存在する量子科学研究機構中国支部のポッド内に立っていた。更に付け加えると、何度目かはもう覚えていないが、またしても銃口に囲まれていた。
ちょっと書けるようになってぼくウレチー!もっと書いちゃうよ〜ん




