エピローグ
ほんとうは"ぼく"君主役の回にするつもりだったんですけどこれはこれでヨシ!
「初めからそれをやればよかったのでは?」
「君に魔術を教えようと思ってたからやらなかったのになー」
「申し訳ござーせんでした」
まぁ私が魔術を使えないと分かっただけでも儲けモンでしょうかね。しかし、また振り出しですか。一応あいつの馬鹿力を借りることはできますけど、私がその力を振ろうものなら体が粉微塵になってしまいますからね。毒は完全にあいつの特権ですし。結局、博士の兵器頼み、という訳ですか。
「でもまぁなんだ。無冠元素は魔力だけじゃないし、君にも使える術が見つかるかもね」
「魔力だけではない、というと?」
「天使に悪魔、それに魂。この3つも無冠元素だし、まだ立証されていないものだってある。それらを使えるようになれば君も何かしらの能力をてにいれられるかもね」
天使、悪魔、魂。魂はまぁなんとなく分かりますけど、天使と悪魔とは一体どういうことなんでしょうね。まぁ今いっぺんに説明されてもはてなマークに支配されてしまいますし、のちのち聞きますか。
「それじゃあボクは行かなきゃならないところがあるからこれで失礼するよ。そこのヒーロー君の後処理は君に任せた!」
「いや待ってくださいよ」
「何さ」
「最後に1つだけ聞かせてください」
能力獲得のチャンスを失いたくなくて思わず呼び止めてしまいましたが、何を聞きましょう?無冠元素について?それともとりあえず天使と悪魔について聞くだけ聞いておきますか?いや、それよりも……。
「3秒以内に頼むよ、ボクは忙しいんだ」
「すぐ済みますよ。では、コホン。あなたは何者ですか?」
「君も知っての通り、魔法使いだよ」
「……もう一度、問います。あなたは」
一度、息を吸い、吐き、この両の眼でそれまで一度も直視しなかった骸骨を睨みつけました。
「何者ですか?」
表情筋なんてないはずの頭蓋骨が、醜く歪んだ笑みを浮かべたように見えました。
本当は続きを書きたいのは山々なんですがこの拙い文でいつまでも書き続けるわけにはいかないので少しの間武者修行してきます。




