表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/78

補足とあとがき

サリュートとは

 サリュートは元々はストビアの一部です。

 ストビアは民族を全て収容し移動するための宇宙船。

 サリュートはその防衛を担う護衛艦。そしてサリュート民は戦闘の為に改造された人種。

 遠い昔、宇宙船ストビア(国)はあらゆる敵対勢力に勝ち殲滅あるいは吸収し完全無欠の平和を手に入れました。

 そして、平和を手に入れたときに邪魔になったのは戦闘兵サリュート民。

 ストビアは無慈悲にもサリュートに総攻撃を仕掛けます。サリュートが戦艦といえど戦力はストビアの方が上です。勝ち目はありません。ここからサリュートの生きる為の逃亡の歴史が始まります。

 ですが歴史は皮肉なもので、完全な平和を手に入れたストビアは滅びてしまいました。ですが、船は過去の議決に従ってサリュートを攻撃し続けています。サリュートは無人の国から逃げ続ける毎日。

 そしてこの物語の舞台になるジャージャー国のそばに着陸し、そこでもう力尽き浮けなくなりました。





 その63 大きいギルド


 ユリの回想のなかで、セルゲイとイブの特攻の様子。

 サリュートが作ったのは衛星軌道上から大きな鉄球を落とし、その質量でもって弾と盾にしてストビアの防衛機を突破して、その少し後からイブとセルゲイが別カプセルでついていき、突入する。何種類もの防衛機の攻撃を大質量の鉄の玉で突っ切ろうというもの。


>>イブ様とセルゲイ氏を乗せた棺桶はサリュートから()()()()()()()()()()に打ち上げられた。

 2時間後、2人は()()()()()()()()()()

これだけで理解出来た人は宇宙好きです。

 その為のロケットと鉄球とポットをサリュートで作りました。もともとサリュートは宇宙探検の船。それを作るテクノロジーはあるけれど、これで資材がほぼ枯渇しました。


 元ネタはロシア映画の『世界を変えた108分』と漫画『砲神エグザクソン』


 イブとセルゲイはこの物語のなかでは、数少ない『宇宙から自分の星を見た人物』です。これが、終盤の人格の変化に繋がります。

 打ち上げはサリュート船から管制し、再突入はセルゲイの手動。当然セルゲイは改造兵士の末裔です。高度なコントロールの為に遺伝子改造して作られた種族。


 ストビア船内のストビア人は既に絶滅して無人。大昔の議決に従ってストビア人以外の改造兵士の末裔を殺し続ける巨大な機械になってます。辺りを一気に全滅させないのは、何処かにストビア人の末裔が居ないか探しているからです。

 実はジャージャー国民には野良ストビア人の末裔が混じってます。イブもその一人。そして、イブをひとりストビアに残すことで『たったひとりの王国』が完成し、議決権を一人で保有することになりました。まあ、それに至るまで、艦内で防衛システムとドンパチ大変だったわけですが。

ジーナはストビア人扱いですが、政治的には未成年です。勝手なことをしてますけれど。


 イブは国王になっているけれど、過去の法案が何重にもあり、出来ることと出来ないことに苦労している状態で、一番簡単なのは『鎖国』です。本当はストビアを綺麗さっぱり失くしてしまいたい。


 セルゲイとしては、ストビアはこの状態が理想です。

 サリュート人の結束の良さはストビアという恐怖の対象が存在するおかげでもあります。このことは決して口には出しません。話したのはイブにだけです。


 イブのチートは突然変異です。


 最終話で出てくるカップルの女の子エリアに、ジーナが魔王の名を騙って勇者の力を与えて、タイトル回収して終る予定でしたが、『復讐、ざまぁ』が気にくわないので止めました。連載開始当時は『俺の彼女に魔王が勇者の力をタダでくれるという事になりました。』というタイトルでしたのに。


 そして、そもそもこの物語は漫画『マップス』のパクりです。イブは『マップスのザザーン少佐』がモデルです。人種は違って性格は真反対ですが。そして、ストビア人への電脳生活システムは『伝承族の接続』が元ネタです。


なぜ、ヒロインの名前が『イヴ』でなくて『イブ』なのか。

『イヴ』にすると『アダム』を出したくなるからです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ