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49.兵士棟 - 道久-

「そういうわけで、俺とサヤは兵士棟へ行くから、後はよろしく!オウシュ」

俺はサヤの腰に手を回し抱き寄せた。


オウシュというと、苦虫を噛み締めるような顔をしつつも半ばあきらめているようで、笑みを浮かべている。

その笑みは、サヤに対し「気にするな」という意思表示だということがわかる。

俺にとってそれはただ都合が良いだけしかないけどな。

物分かりの良いオウシュには、そのまま面倒事を押し付けさせてもらおう。

さっきまでサヤと一緒にいたのだから、そろそろ俺に交代したっていいだろう?


外が騒ぎ始めている。

人がくる前にとっとと行くか。


「ちょっと、道久」

抗議の声と共にサヤが俺の腕の中で抗うが無視。


「ごめんなさーい!」

俺の視認転移する間際に、サヤの少し情けない声が聞こえた。


俺はまず初めに窓から見える木の影に転移する。

そして、人の目を避けるようにして何度なく視認転移を繰り返す。



視認転移といえば、わかったことがある。

見える範囲へ転移できるわけだが、例外として目の前の壁一つ位なら見えなくても壁を超えて転移することは可能。

ただし、結界が張ってある部屋に関しては転移できないことがわかった。

中が見えない上に結界まで張られては認識できないからだろう。

今回のキサイトを調査している際に明らかになった…というより、予想はつけていたので、今回証明させたと言った方が正しいか。

サヤの結界のときも同じようになったわけだが、そこはサヤより俺の方が術式を得意としているので、うまく術の穴を潜らせてもらった。


トワイリィには「ラーゴのあの精霊結界には入れないでしょ!」と言われていたわけだが、確かにあれは転移で入れることはできない。

ただ、シルフィアとラーゴはサヤに名付けられたこともあり、普通の精霊同士よりも結びつきが強い。

結界が張られていたとしても、シルフィアならラーゴと話しをすることが可能だろう。

ようするにラーゴの許可で入るという話しになるのだが、まぁ、拒否されることなどよっぽどのことがない限りないだろうから「入れる」と答えたまでだ。



俺は視認転移を今までにないくらい小刻みに行った。


現在のキサイトは夕刻に差し掛かっている。

仕事が終わり帰ってくる者、逆に仕事を終え町へ繰り出す者、夕食の支度をする者…といったように、この時間帯は人の出入りが激しいようだ。

建物がある分、隠れる場所もあるのだが、まっすぐに兵士棟へ行くことができなかった。

それゆえに人の目を避けての小刻み転移なのだが、これは思わぬところでいい思いができた。

サヤが俺に抱きついてる。

実行中の視認転移へ目と身体が付いていかないためにそうなっているのはわかっている。

しかし抱きつかれているのにはかわりはない。


サヤはギュッと目を閉じ、俺の右胸あたりに顔を埋めている。

そして身体は、両腕を俺の腰に回して俺の身体に押しつけているかのようだ。

サヤの見た目よりもある胸の感触が、法衣越しとはいえ伝わってくる。


そうしているうちに目的の場所に着いたわけだが、着いたことに気付かないサヤは俺にしがみ付いたままだ。

嬉しい反面、理性を保つことの苦しさに溜め息が出そうになった。

しかし堪える。

溜め息を出して気付かれるくらいなら、俺もサヤを抱きしめてしまおうと考えたからだ。

だって、そうだろう。

今のサヤにドキドキはない。

自分でかけた術とはいえ、さすがに死にたくはないからな。

こういう機会をみすみす逃すなんて馬鹿だ。


俺はサヤをそっと優しく抱きしめた。

先ほど右胸あたりにあった頭をうまく胸中央に移動させる。

サヤの後頭部が見える。

見慣れた形を目にし、愛しさで思わず撫でたくなるのを堪える。

撫でてしまっては、視認転移が終わったことを教えるようなものだから。


俺はサヤの温もりとその確かな存在を、ほんの一時であるが身体で感じて楽しんだ。


不意にサヤが身じろぎする。

そろそろ限界だろうと俺はサヤの耳元で囁く。

「着いたよ、サヤ」


サヤがその声で一瞬ビクリと身を震わせ、硬直するのがわかる。

そして次には俺の腕の中でもがき始めた。

もがくサヤも可愛いと思ってしまい、逃がさまいと、先ほどまで優しく抱きしめていた手に力を込める。

思わず口元に笑みを浮かべならサヤの首元を見れば、その白い肌は赤く染まっていた。


「ちょっと、道久、離れて!」

サヤの声が俺の胸に響く。


うん、そろそろやめておこう。

俺の理性が持たない。


俺は手の力を緩め、サヤから離れた。

離れたサヤを見れば、若干息を荒くして睨んでいる。


ちょっとやり過ぎたかな?


「悪い悪い。こんな機会そうそうないからつい」

俺はそう言いつつも、笑みを止めることができなかった。


悪かったとは思っている。

ただ、サヤへの悪いという気持ちより、自分の嬉しさの方が勝ってしまっただけだ。


サヤがじと目で睨んでくるので、とりあえず話題を変えることにする。

「それよりサヤは気軽に力を行使し過ぎだ。サヤが思っている以上にお前の力は凄過ぎるんだよ」

俺はそう言いつつ、サヤのおでこを小突いた。


これは事実だ。

サヤはもう少し己の力の凄さを自覚しなければいけない。

こちらで力を使ったサヤは、大概たいがい度が過ぎている。

もう少しコントロールというものを覚えて欲しいものだ。


サヤはおでこを押さえながら言う。

「僅かだけど闇に侵されていた巫女がいたし、浄化するくらいならいいと思ったのよ」


……浄化ねぇ。

サヤが「浄化」とはっきり言っているということは、気づいてないな、これは。


相変わらずの無自覚クイーンには溜め息が出る。

「……もしかしてサヤ、自覚なし?浄化と一緒に治癒もかかってたんだけど」


サヤが目を見開き、口をポカンと開けている。

間抜けだ。

…かわいいけど。


「その表情、気づいてなかったわけね。力がありすぎるのも考えものだな。サヤはただでさえ、微妙なコントロール苦手だもんなぁ」

俺はそう言いつつ、サヤの頭をポンポン叩く。

それが気にくわないのか、サヤは俺の手を振り払うとムキになって言う。

「そんなことないわよ!コントロールくらい…」

サヤが反論するくらいの予想は付いていたので、俺はあえてサヤの言葉を遮る様にして口を開いた。

「無理無理。地球にいた頃だってサヤは自覚なしに力の行使をしていること多かったんだ。ただ単に、真務家の者が周知していたから表沙汰になっていなかっただけだよ」


俺の言葉によって、サヤの顔にショックという文字が見えるようだった。

サヤの表情はわかりやすくて面白い。


色々な意味で少し気の毒に思えて、俺は今度は慰めるようにサヤの頭を撫でた。

「まぁ、気にするな。ようするにお前の力は凄過ぎだから、行使する前に相談くらいすればいいんだよ。サヤのことをカバーできる奴らが周りにはいるんだからさ」


思うところがあるのか、サヤは少しシュンと落ち込み気味に頷いて言う。

「…気をつけます」


多分、巫女の塔にいるオウシュ達のことを考えているのだろう。


おそらく今頃、アルトゥルの部屋には「何が起きたのか」と数人の巫女達が押しかけていることだろう。

浄化と癒しは本人にとってプラスになることではある。

しかし、いきなり予告もなくその力の行使をされれば戸惑うだろうし、かけられた本人からすれば、まず理由を聞きたいはずだ。

術者としてエキスパートのオウシュとトリィであれば、サヤが行使した力と似たような術式くらいはあみ出せるだろうし、どうしてその術をかけたのかという理由づけはいくらでもできるだろう。

あの二人なら安心して任せられる。

むしろサヤがいた方が場が混乱しそうだ。


サヤがいた場合のことを想像し、思わず笑いそうになる。

俺はその笑いを隠すようにサヤへ背を向けて歩く。

「ほら、気を取り直してユーリーのところへ行くぞ」


後ろには、素直に俺の後をついてくるサヤの気配を感じた。



視認転移でたどり着いた場所は、兵士棟から少しだけ離れた木陰だ。

上を見上げれば、兵士棟の壁と木々から僅かばかりに空が覗いている。

見える空の範囲は狭くはあるが、そこから覗く千切れ雲が太陽の光を一方では遮り、一方では写し、紫とオレンジで彩られた幻想的な空の世界となっているだろうことが想像できた。

これから何もなければ、サヤを連れて空を散歩したいものだがそういう訳には行かない。


いったいユーリーは何をしているんだ。

ユーリーに思わず怒りの矛先を向けてしまう。


俺はユーリーに状況を把握したい為にマーカーをつけた。

ユーリーには了承を得ている。

巫女の塔の闇に侵された魔法石の探知はヒュリヤに任せているものの、当然だが俺の方が高度な探知ができる。

事実、ヒュリヤの探知範囲は巫女の塔全体がせいぜい限界。

俺の場合はキサイト国内ぐらいはできる。

そうして闇の魔法石という存在を認識して探知をした結果は、多い順に、キサイト神殿内、巫女の塔、兵士棟となったわけだ。

マティアスは闇に侵食された者をうまく抑え込んでいただろうことが伺えた。


それから俺の指示の元、ユーリーへ兵士棟にある闇の魔法石回収を頼んだわけだが、3個までは順調であったのに、残り1個となってから随分時間がかかっている。

ユーリーは多少ボケているようだが仕事に関しては優秀な奴だと評価しているわけだが、それがどうして未だに回収ができていないのか。

ユーリーへ付けたマーカーの位置からすると、どうも実戦演習場へいるようだった。


とりあえず、状況判断するために、聞いてみるか。


兵士棟の壁沿いを歩いていくと、大きな門と共に門番が立っているのを確認する。

俺は司教モードへ態度を改め、柔らかな物腰で微笑みを浮かべて声をかける。

「いつもご苦労様です」


兵士棟の門番は俺の微笑みにつられて、笑みを返して答える。

「いえ、こちらこそお勤めご苦労様です」


門番である兵士は、司教の法衣姿の俺に微塵も疑いをもたなかったようだ。

俺が誘導しやすいよう認識を操作しているのだから、気付かないのは仕方がないことだといえる。


不意に俺の後ろで動く気配がした。

サヤが覗くようにして兵士を見たようだ。

サヤの存在に気付いた兵士の顔が途端に赤らみ、サヤを凝視している。


サヤ、頼むから後ろで控えていてくれ。


その念が通じたのかどうかは知らないが、サヤがそそくさと俺の背に隠れたのを感じる。

途端に兵士がハッとした表情をし、姿勢を改めた。


この兵士も修業が足りないな。


俺は若干感じた不快感を隠すようにして、少し困った表情を浮かべながら穏やかな口調で兵士へ話しかける。

「こちらの方はエルフの姫君です。連絡がいっていると思うのですが…」


「ハイ!もしも訪れる様なことがあれば丁重に扱えと指示が出ております」

若干慌てた口調の兵士へ、俺はさもホッとしたかのような微笑みを浮かべて言う。

「そうですか。それなら安心に致しました。こちらの姫君に巫女の塔を案内していたのですが、話しの流れでこちらを見学されたいと申しましてね。こんな時間で失礼かとは思ったのですが、姫の押しに負けて私がこちらへ連れて来た次第です。兵士棟のことであれば、姫と同郷のユーリー・スルコフさんに案内をお願いしようと思ったのですが…。彼はいまどちらにいるかわかりますか?」


「ユーリー・スルコフ様なら先ほどアレクサンドル・ゼレンコフ様と実戦演習場へと向かわれました。何やら対決するご様子でしたが…」


アレクサンドル・ゼレンコフ。

確か、第二守護隊所属のエルフ。

どうして同郷の者と対決することになるんだ。

…いや、同郷だからこそ、しがらみがあるのか。


面倒臭さに苛立ちを覚えながら、俺は穏やかさを保ちつつ話を切り上げる。

「アレクサンドル様もエルフの方でしたね。お二人の戦うさまを姫君にお見せするのも良いかもしれません。お教え頂きありがとうございました。…では姫、行きましょうか」


俺はにこやかに言いきって、後ろへ向き直りサヤへと手を差し伸ばす。

サヤはというと、俺の顔を見た途端に苦笑いを浮かべた。

さすが幼馴染というか、俺の不機嫌さがわかったようだ。


サヤは苦笑いのまま俺の手を受け取る。

俺はサヤをエスコートしながら兵士の前を通り過ぎ、実践演習場へと足を向ける。

実戦演習場はこのまま真っ直ぐに行けば、見えてくるはずだ。

サヤは兵士の前を通り過ぎる際に軽くお辞儀をしたようで、サヤを見た兵士は一瞬固まったものの、慌てて敬礼を返したようだ。


そんなもの、姫君なら無視してもいいのに。

サヤは明らかな不審者でもない限りは人当たりが良い。

黙っていると近寄りがたい美人のサヤだが、実際話しかけると気さくな返事が返ってくる。

それはサヤの長所であるところなのだが、俺としてはもう少し控えてもらいたい部分の一つ。

…正直なところを言えば、俺以外に愛想を振りまくなといいたい。


そんなことを考えているうちに、兵士棟とは異なる外壁で構成された建物が見えてくる。

実戦演習場であるその建物は、物理的な衝撃と共に魔法等の力も吸収できる強固な壁で構成されている特殊性だ。

それでも音の吸収はしきれないようで、建物の中から衝撃音が聞こえてくる。


俺はそのまま建物の中に入り、周囲に人がいなくなったとわかると俺は口を開いた。

「おそらく兵士棟で最後に魔法石を持っているのがアレクサンドルというエルフだ。ふっつーに考えればそれを巡って対決って流れなんだろうけど…。同郷なのに何してんだ、全く」


一応サヤに説明をと思って話したわけだが、後半は思わず不満を口にしてしまった。

思っている以上に苛立っているようだ。


何気なくサヤの顔を覗き見る。

サヤはというと、俺の方を見つめて困ったように微笑んだ。


ああ、そうか。

苛立っているのは確かだが、サヤだから口にしたのか。

サヤの前だとどうも感情のコントロールができないな、俺は。


俺は視線を戻しつつ、思わず自分へ苦笑する。

実戦演習場へ直接つながる通路を歩いていた俺達は、ほどなくして実戦演習場の広場へつながる大きい鉄製の扉にぶつかった。

さすがに扉一枚になっただけあって、衝撃が身体に響いてくるようだ。


「サヤ、開けるぞ」

この扉向こうで戦っているのであれば、いつ攻撃がこちらへ飛んできてもおかしくはない。

俺とサヤなら危険はないと思うが、念を押すに越したことはない。


サヤは扉を見つめ、コクリと頷く。


俺は扉を開けた。

すると、そこは一つの競技場のような形態をしており、サッカーフィールドより若干大きめの広場と、その周囲には魔法壁と共に観覧できる席がぐるりと囲む。

席にはちらほらと、ユーリーとアレクサンドルの戦いを観戦をしている人々が見えた。

そのユーリーとアレクサンドルは、実践演習場の中央付近を主に戦いを繰り広げている。


アレクサンドルは、中性的で細みのユーリーとは真逆と言えるような、がっしりとした大柄の男だ。

身長は優に190cmは超えているだろう。

ギリシア神話のヘラクレスを連想させるような肉体美を誇る美丈夫さを持ち、光の加減で金色にも見える若草色の短髪と瞳が目立つ。


また、逆ハーレム要員が増えるんじゃないだろうな。


俺は不愉快さをそのままに、睨むようにして二人の戦いを観察する。

二人の力はほぼ互角。

ユーリーは技巧派に対し、アレクサンドルは力押しといったところか。


アレクサンドルはどうやら風の精霊使いのようだ。

精霊はティティと同じ大きさの人型のようで、動きまわるアレクサンドルの周りを器用に飛ぶ姿が見える。

どうやらその精霊、アレクサンドルの動きに合わせてうまく補助を入れているようだ。

例えば、ジャンプの際は飛躍力を風でアップさせたり、振られる剣先にはカマイタチをまとわせたり、突然繰り出すアレクサンドルの蹴りには風で勢いをアップさせたり…。

アレクサンドル自身の身体能力が高さと、そのアレクサンドルの動きを理解している精霊だからこそできる連係プレイだといえる。


……よく見れば、アレクサンドルの攻撃は、風と共に電撃が混じっているようだ。

これは光の精霊なのだろうが、風の精霊よりも随分弱い。


俺は風と光の力のアンバランスさに若干の引っ掛かりを覚えつつ、ユーリーを見る。


ユーリーはというと、風と水の精霊だけあってそれをうまく活用している。

防御としては風と水を組み合わせた防護膜を身にまとい、アレクサンドルの鋭い一撃が放たれた際は氷の盾でそれを防ぐ。

そして、その一方では氷矢を降らせて攻撃を仕掛け、アレクサンドルが後退した場所にさらにどでかい氷塊を落とし攻撃。

戦いの流れを熟知した者がする戦い方だろう。

ユーリーはうまい手を何度も仕掛けているものの、アレクサンドルの動物的な勘、本能的な危機感知によってうまくかわされている。


ユーリーとアレクサンドルの力は拮抗しており、戦いはまだまだ終わりそうもない。

また、戦いに集中している二人に話しかけてもこちらに取り付く島はなさそうだ。


意味のない戦いは時間の無駄だ。

すぐにでも戦いを止めたいものだが、現在の俺は普通の司教という設定。

本来俺が力を使えば簡単に事が済むのはわかっている。

しかしエルフでもない一介の司教が、観客席にギャラリーがいるこの場で力を使えば「あれは誰だ」と騒ぎになる恐れがある。

後々面倒事が増えるだろうことがわかっていて、その行為は得策ではないだろう。


一方、現在のサヤはエルフの姫君だ。

エルフの姫といえば、力のある精霊使いだということは周知しているだろう。

軽く観客席を探ったが、ギャラリーに精霊使いらしき者はいない。

滅多に姿を現さないといわれているエルフの姫がここで多少桁違いの力を使ったとしても、このギャラリーならごまかしが効きそうだ。


そう考えながら俺がサヤの方へ顔を向ければ、サヤは待ち構えたように俺を見ていた。

「私が二人を止めればいいのね?」


サヤは猪突猛進の単純バカだが、決して頭が悪いわけではない。

こういうところは察しが良かったりする。

とはいえ最近の俺は、サヤに対して心配や不安、呆れといった感情が多かっただけに、サヤの態度に若干驚き、思わず目を見開いてしまった。


「ん?違うの?」


キョトンとした表情でサヤが俺の顔を覗き込むように見る。

俺は思わず微笑みを浮かべて首を振る。

「いや、お願いするよ。とりあえず、二人を止めてくれ」


「まかせて!」

満面の笑顔を浮かべたサヤが勢いよく言って、二人の元へ歩いて行く。


さて、俺はのんびりお手並み拝見といこうか。

お読み頂きありがとうとざいます。

お楽しみ頂けたなら幸いです。


※キャラ版後書きはお休みです。

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