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第4王女は転生小学生です!  作者: あにおた
第4章 Sクラス実地訓練

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128/128

第128話 創造神の消滅

 レイは“生命の神”。彼女の仕事は、真っ白な生命いのちとなった複数の魂を組み換え、彼女が創りだした身体に宿らせること。

 彼女なら、魂を組み換えずに治した死体に宿すことで、魂が他の生物より複雑な神であろうとも、死した直後なら生き返らせることも可能──なはずだった。

 それができなかったのは、ただ運が悪かったという他ないだろう。

 創造神が消滅したのは、運の悪いことに、レイが熱を出した日だったのだ。

 酷くうなされ、コヒューコヒューと苦しそうな呼吸を繰り返すレイは、身体が他人より弱かった。そして人間と違い休日などない神にとっては、それは致命的な欠陥だったのである。

 そしてまた、彼女を看病していたトワも。遠く離れた創造神の異変に、気づくことができなかった。

 ただ唯一彼にできたのは、何もなくなった彼女の部屋の前に何も言えずに立ち尽くすことだけ。

 もし、彼女の消滅が、違う日だったなら。

 もし、レイの身体が強かったなら。

 もし、彼女が、トワに特別な感情をいだかなかったら。

────なにかひとつでも違っていたら、創造神はまだ、存在していたはずなのだ。


 トワに残るのは、果てしない悲しみと深い後悔。

 だがそれは、誰よりも彼の近くにいたレイも同じ。自分なら創造神を助けられたと知っていた。彼女自身も尊敬し、そして兄が愛した創造神を。

 故に、レイがトワの失踪に気付くのには時間がかかった。レイはすぐに捜索を始めたが、場所が特殊だったこともあり、見つかったのは数千年後。

 トワは、人間界で王となっていた。

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