大神学園にて 午後
すみません。
急ですが、第三者目線で物語を進行させるのが、かなり大変なので
主人公目線で物語を描いていきたいと思います。
本当にすいません。
神里を保健室に送り届けてから、午前の残りの授業であった。
『拷問』と、『情報操作』を寝て過ごし、今は昼休みになった。
俺は大海と保健室から復活した神里を連れて学食に来ていた。
「さてさて、復活しましたが神里さん、今のお気持ちはいかがですか?」
俺はニヤニヤしながら、神里に問いかけた
さっきの事がよっぽど気に入らなかったのか、俺は射殺さんばかりに睨めつけるだけで返答はなかった。
「お、おい、崎谷あんまり神里にちょっかい出すなよ」
大海が真っ青になり俺を止める。
「まあいっか、こんな時に騒ぎを起こされても困るしな。」
俺がそう言うと、大海は安心したような表情になった。
「さてと、今日の昼食は何がいいかな」
大神学園の学食は、一見不良校に見えるが国立高校なため学校の施設は1、2、3年のA~C教室以外はとてもきれいで充実している。
「なあ、大海どうする?」
「そうだなぁ、今日はがっつりカツカレーにでもするか」
「んじゃ、俺は簡素にかけそばの特盛にするか、で、神里はどうする?やり過ぎたから昼飯ぐらいは奢るぜ」
「・・・・・・トンコツラーメン大盛りチャーシュウ増し背油多め・・・・・」
さらっとすごいカロリーになるメニューを注文してきたな
「へいへい、って何じゃこりゃあ。」
全部のトッピングを足すと、普通のラーメンの値段の倍くらいになった。
「諦めろ崎谷、お前は毎日仕事入ってんだからそのくらい大したことねえだろ。」
渋々自分の分のかけそば特盛を諦め大盛りに変えて、食費を調節した
「それでもしっかり食う時は食うんだなお前」
そんな大海の言葉を無視して、食券を受け渡しまで持って行った。
「しかし、驚いたぜ同じSランクの神里を相手の土俵の武器で倒すんだから。」
隣で神里が大海の鳩尾に肘鉄を入れ悶絶しているのを、あえてスルーしながら
「まあ、こいつと武器でぶつかり合ったのは最初だけだし、その後はCQCでボコッて気絶させたから、完全にこいつの土俵で勝ったわけじゃねえよ」
と、言うと神里は「ハッ」とした顔になりながらも、俺には顔面を狙ったハイキックを受け止めた。
そこで、渡されたベルが鳴ったので食事をとりに行った。
「しかし、神里お前よくそんなギトギトのラーメン食えるな。」
大海はカツカレーを食いながら、そんなことを聞く
すると神里はさっきの、完全にお前の土俵で勝ったわけでないを聞いて機嫌を少し治したのか、
「一回食ってみたかったんだよ、この油ギトギトの高カロリーラーメン」
と、少し楽しそうに大海の疑問に答えていた。
「しかも、崎谷のおごりだと思うとよけいにうまいぜ」
「ちっ、やっぱり奢らなければよかった」
俺は心の底から公開した。
今日の午後は一般科目の授業で、俺の苦手筆頭の数学と英語だった
そのため、放課後になった時には神経が疲れ果てていた。
「ハア、本気で仕事がなくてよかったと思うよ。」
俺が疲れ果てた声で言うと、大海が俺の席まで来て
「よし、じゃあ遊びに行こうぜ崎谷」
「お前は元気だな・・・」
こいつ授業中声が聞こえなかったがまさか・・・
「そりゃ、お前普通科の授業なんて睡眠時間を確保するためにもんだろうが」
「やっぱり寝てやがったか、俺は特殊教科の授業は仕事で単位を取れてるから普通教科はしっかり受けないときついんだよ」
そのために、数学と英語があった日は本当に疲れる。
「ビミョーに羨ましいんだか羨ましくないんだかわからねえなお前」
「で、遊びに行くってどこ行くんだよ」
苦手な教科をやったから、イライラが溜まっていたのでちょうどよかった。
「そうだな、とりあえずゲーセンかカラオケにでも行くか?」
「場所は別にそれでもいいが、流石に野郎2人ではいやだぞ俺」
仲のいい奴と行くのはいいけど、流石に男2人だけってのはこの年になると嫌だった。
「仕方ねえな、じゃあ・・・神里でも呼ぶか?」
ものすごく不安になった。
「・・・しかたねえか、お~い神里この後暇か?」
たまにはあいつと遊ぶのもいいかと思い、誘うことにした。
「暇だが、何か用か崎谷」
「これから俺と崎谷で遊びに行こうと思うんだけど、お前も来ないか?」
「別にいいけど、どこ行くんだ?」
「カラオケかゲーセンだとさ」
神里は少し考えたようなしぐさをしたので
「街中で暴れるようなことしたら、すぐに病院に送るからな」
と、くぎを刺すと
「誰がそんな非常識な事をするかアホ」
そんな非常識な事をしそうだから釘を刺したんだよ・・・
そんなことで俺は、大海に誘われ神里を連れて帰りに遊びに行くことにした。