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47.帰りの電車
海からの帰り。
私たちは電車に乗っていた。
座席。
並んで座る。
そして。
りんさん。
「……」
ほとんど動かない。
少し体を動かす。
「うっ……」
変な声。
あずささんも同じ。
座席にもたれている。
「はあ……」
足を少し動かす。
「いだだだ……」
完全に筋肉痛の気配。
一方。
私とゆいさん。
さっきはヘロヘロだったけど。
今は普通に座っている。
ゆいさんが笑った。
「あやめちゃん」
「ストレッチは大事だね」
私は頷いた。
「作戦通りです」
ゆいさんも頷く。
「柔軟」
「正義」
その横で。
あずささん。
足を動かす。
「……」
「うぎゃ」
また変な声。
りんさんも小さく動く。
「……」
「うっ」
ゆいさんが笑う。
「完全に筋肉痛だね」
私は真面目に言う。
「柔軟不足です」
しずくさんは。
そんな私たちを見て。
くすっと笑っていた。
「うふふ」
「若いわね」
私は少し考えて言う。
「でも」
「いい勝負でした」
電車は。
海沿いをゆっくり走る。
窓の外。
夕焼け。
楽しい旅行。
そして。
ビーチバレー対決も終わった。
次は。
いよいよ。
魔王戦。
そんなことを考えながら。
私は電車の窓を眺めていた。




