21.試験勉強
中学生からは試験がある。
学期中間。
五月中旬から下旬。
四月からの授業内容が範囲になる、最初の定期テストだ。
つまり。
ちゃんと試験勉強をしなければならない。
私は机の前で腕を組んで考える。
将来、どうなるかはまだわからない。
でも。
勉強ができないから、という理由で選択肢が狭くなるのは避けたい。
「よし」
私は立ち上がった。
まずは家事だ。
洗濯機を回す。
その間に夕飯を作る。
今日は簡単に、野菜炒めとご飯。
さっと作って食べる。
「ごちそうさま」
皿を洗う。
洗濯物を干す。
ここまでやって、ようやく机に向かった。
教科書。
ノート。
問題集。
全部広げる。
「さあ」
私は深呼吸した。
「頑張ろう」
数学。
英語。
理科。
順番に確認していく。
計算。
単語。
公式。
書いて覚える。
解いて覚える。
黙々と勉強する。
そして。
気がつけば――
「……」
時計を見る。
二時間。
「限界」
私は机に突っ伏した。
私の集中力は二時間らしい。
「まあ」
私は椅子にもたれた。
「今日はここまで」
無理しても効率が悪い。
継続が大事だ。
私は教科書を閉じた。
時計を見る。
夜九時。
そして思い出す。
「……」
明日も新聞配達だ。
朝四時起き。
私は立ち上がった。
歯を磨く。
布団を敷く。
「よし」
布団に入る。
「早く寝て明日に備えよう」
目を閉じる。
今日もなかなか頑張ったと思う。
そんなことを考えながら、私はすぐに眠りについた。




