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幻奏楽団キリギリス  作者: 語部 もどき
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アルカナ

立ち込める霧は深く 木々を掻き分け辿り着く最奥の神秘

夢と現の狭間で奇跡は起きる



導かれし予言の間 授かる言葉にざわめく森よ 今は眠れ


胸に突き立てた誓いの剣も

君なら容易く引き抜いてしまうのだろうか


奇を衒え 何でも思い通りになどしてやるものか

悠然と佇む冷徹な背に僕の声が届くまでは



迷い込んだ遺言の間 無念の思いを受け取る 白き夢を舐れ


胸を突き刺した願いの矢が語り掛ける

未来を諦めないための過去だと


不意を討て 形振り構ってはいられない 今に懸けろ

超然と構えた漆黒の眼と向き合う日が来るまでは



胸に隠したい思いを誰もが秘めている

深遠なる秘密の謎を解き明かす瞬間


図らずも僕らは理解し合える存在となる

挑戦し続ける限り可能性は残されているから

僕は奇跡を信じている 僕らの軌跡を信じている

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