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はじまり
眩しい光。たくさんの拍手と笑い声。たくさんの祝福が聞こえる。
3500グラムの僕は、たくさんの人に囲まれて生まれた。
「こんにちは、乃々華」
涙を溢れさせながら笑っているお母さん。お腹にいた時聞いていたあの優しい声の主と初めて出会ったんだ。幸せだった。嬉しかった。だから僕は一生懸命泣いたんだ。すると、お母さんはもっと涙を溢れさせて僕に言った。
「これからいっぱい幸せにするからね。
生まれてきてくれてありがとう。
これからよろしくね。」
って。それが僕は嬉しくて、もっともっと泣いたんだ。




