地球転生編 2-72 最神玲、物部かすみの誕生日を祝うPart2 (イブ)
最神玲、物部かすみの誕生日を祝うPart2 (イブ)
最神玲は朝から頭を抱えて悩んでいた。遂に今年もこの時期がやって来た。そうサマージャンボ宝くじ! ではなく、物部かすみの誕生日が! 昨年はタチアナの助力のお陰で、かすみの召喚エネルギーアップ(かすみが言うところのレベルアップ)がエンペリアンと言う地球儀に似たアーティファクトによって行われた。今年は、更に容量を増やしたエンペリアンを最神玲は既に用意していた。だが、これだけだとかすみのことなので、絶対何か言ってくることを警戒して、他に何を用意しようかと考えていたのだった。まあ、確かに考えていたが、考えていた素振りと言うべきか?特に何も思い浮かばない以上、そう言われても仕方ないのだが。そんな時にかすみは、自分の誕生日を知ってか知らずか分からないが、いきなり玲の部屋にやって来て
「ねえ玲、うちらのM&Mの慰安旅行とかせーへん?」
ん?慰安旅行って何だ?と言うことで、それは何かをかすみに尋ねた。すると
「はあ?慰安旅行も分からへんの、玲。アホとちゃう!
慰安旅行言うたら、従業員を温泉とかに連れてって、
そんでもって芸者呼んで、じゃなかった、
美味しいもの食べて、温泉入って、後は寝る、
と言うイベントやないか!」
となぜかこのときは、かすみの地元の言葉で応酬されてしまった。そうか、何か従業員を旅行に連れてって日頃の努力に報いようという企画なのか、それとも、所謂福利厚生というやつなのか。でも確かそんなニュースか何か見た気がするけど、あれがそうなのか、とやっとのことで思い至る玲であった。そこで、
「じゃあ、かすみの誕生日にどこか良い温泉宿で
泊まるというのはどうだい?」
と提案したところ、
「あ、そうか、また忘れるところだった。
私の18回目の誕生日だったんだ」
と性懲りもなくボケるので、玲は「そんな訳あるか!」とかすみにツッコミを入れた。まあ、このツッコミにはいたくご満悦の様子のかすみであった。そこで気を良くしたかすみに対し、「どこか希望の温泉宿とかない?」と聞いたところ、「こんな所うちらでは絶対泊まれないようなところ」というリクエストがあったので(実はこれはリクエストではなく、正確にはかすみからの大喜利のネタ振りであったが、玲はそんなこと全くわかってなかった)、「じゃあ、どこかの崖の上とか?」とボケたところ、「わしはポニョか!」とのツッコミの後、「そんな所に温泉あるわけないやろー」と本気ともツッコミとも取れないような一撃を頭に食らった。「かすみ、これってツッコミなの?」と一応聞くと、「はあ?ツッコミにツッコミなん?て聞くか普通」と説教される始末。一体どうすれば良いのか混乱する玲であった。ちなみに、かすみが希望した答えとしては、「高そうな温泉旅館」はNGで数日間無視される、玲の回答は普通、理想的には「首相官邸」とか「刑務所」とかであれば、ベタな答えだが「わしは総理大臣か」とか「何の罪で服役せなあかんねん」のツッコミがあって、彼女としてはそこそこ満足したであろう。なお上級者の答えとしては、「露天風呂の湯船が、温泉同好会のロケセット」とか「部屋のテレビのチャンネル全部が新喜劇」だったりしたら、「森〇中の大島か」とか「温泉入らずずーっとテレビ見てまうわ」と突っ込んで大うけしてかすみは玲の笑いの上達に大満足して頭を撫でたであろう。なお、決して「実家」と言うボケはかすみには禁句である。これは回答としては良いのだが、かすみはこれに対する的確なツッコミが出来ないため、NGどころか数週間は無視される点に注意すべきだろう。何れにしても、これで、玲も少しは勉強になったかどうかは定かではない。
とりあえずかすみとの漫才を終えて玲は幾つか候補を検索した結果、静岡県の伊豆半島にある温泉旅館に宿泊することを決めた。ただし、今年のかすみの誕生日は火曜日のため、月火の平日で予約することにした。なお、彼らの場合転移出来るので、月曜日に仕事を定時で終えたら直ぐに現地に転移すれば全く問題ない。同様に、翌日も午前8時までに自宅に転移すればこれも問題ないので、この日程で進めることになった。ちなみに、1泊お一人様15万円であった(ちなみに休日は20万円)。まあ、彼らの場合交通費は0円なので、交通費分を宿泊費に充てた思えば、同じ予算でグレードの高いホテルや旅館に宿泊できる。それにたった2人の慰安旅行なので、これくらいの贅沢は問題なかろう、と玲は思うのだった。
さて、出発の日の朝。と言っても、これから美土路神社の雑務を熟すのだが、その前に玲は自分の部屋からエンペリアンを持ってきた。
「かすみ、これパワーアップしたから、
今からレベルアップするかい?」
と玲から提案されたかすみ。レベルアップと聞くとやはりやりたくなるので、早速かすみはエンペリアンに触れることにした。ちなみに、エンペリアンには既に玲の召喚エネルギーが注入済みである。そしてかすみは、恐る恐るエンペリアンに触れたのだ。すると、
「うわー、また何かビクッとしたけど。
しかも前回よりも強く感じた。と言うことは..」
早速かすみは、玲に「早くチェックして!」と急かすように両手を前に伸ばした。そこで玲はかすみの両手を握ったところ、昨年の時よりも明らかに召喚エネルギー量が増えていることを確認した。
「うん、成功だよ、かすみ。
また更にパワーアップしたよ」
やったー、と拳を突き上げてジャンプしながら喜ぶかすみであった。さて、かすみのパワーアップも終了したので、その後は着替えて神社に行く準備をして家を出た。
今回玲とかすみが慰安旅行で向かうところは、静岡県伊豆半島の天城山の麓にある [幽篁亭]と言う名の温泉宿である。ちなみに幽篁とは静かな竹林を意味し、天城の森の奥、竹林に囲まれた風情ある宿として知る人ぞ知る名湯なのであった。かすみ曰く「幽霊の幽の文字があるなんて、あたしら向きだよね」と話していた。やはり彼らは何かしら幽霊との縁が深いのだろう。
そして夕方になって、これから玲とかすみはM&Mの慰安旅行に出掛けるのである。ところで彼らは直接幽篁亭に転移せず、1km程手前の所に転移した。理由は単純で、幽篁亭へは車でしか行けないためである。そこで、転移した場所で何時もの魔改造車を召喚し、それに乗って幽篁亭に向かった。暫く進むと[幽篁亭]の看板と駐車場の案内の矢印があったので、そちらに向かって進んで車を停めた。ところで彼らが降り立った場所には駐車された車が数台と後は両開きの引き戸に仄かな明かりが灯った数寄屋門があるだけ。今は午後5時半を少し過ぎた頃で日没まではまだ2時間弱あるが、この場所は周りを樹林と竹林に囲まれているせいか、既に辺りは十分な暗さを保っている。そして数寄屋門の向こう側は、竹林が更に濃い闇を創り出しており、時折吹く風に揺られて笹の葉がサラサラと音を立てていた。
「ねえ、玲、あの扉の向こうは
違う世界になってたりしてね」
と何やらワクワクし出すかすみであるが、玲も同じ印象を受けた。そして2人は数寄屋門を潜って中に足を踏み入れたのだ。
数寄屋門からは細く曲がりくねった石畳の小道が先に続いており、また途中には小さな木橋があったりした。しかも小道の周りは濃い竹林で囲まれているため、進んだ先に何があるのかが分からない分、少しずつだがあの世か別の世界へ向かっているような錯覚を覚えたのであった。そしてしばらく進むと漸く旅館の玄関に到着した。ロビーのある建屋は和風モダンな建築となっており、外観は数寄屋造りを取り入れた和の印象が強いのに対し、ロビー内は少し洋風を取り入れた、だが決して派手にならないような作りとなっていた。かすみは「大正ロマン風と言う感じね」と感想を口にしたが、まさにそのような趣である。そして玲は早速チェックインに向かう。
「今晩宿泊予約をしております、最神と申します」
「はい、最神様ですね、
本日1泊の予約を承っております。
お部屋はですね...」
と玲が手続きしている間、かすみはあちこち見て歩いていたが、洗練された調度品がこの空間の雰囲気とよく合っていることから、何やら自分が大正時代にタイムスリップしたかのような夢見心地になったのだった。
さて、チェックインが終わり、玲とかすみが案内されてやって来た所は、この幽篁亭の奥座敷、竹林に包まれるように静かに佇む数寄屋造りの離れ[竹風亭]である。そしてこの離れは、昭和のある文豪が小説を執筆していたという由緒ある場所なのだという。なんとなく、年月を重ねた檜の柱と時代を感じさせる茅葺屋根が、かつての文豪の息吹を今もなお宿しているかのように思えてくる、そんな趣のある離れであった。玲とかすみは、そんな離れに相応しい、西日のあたる趣のある引き戸を開けて中に入った。すると、古い檜の香りと、ほんのり湿り気を帯びた取次の間の畳の香りがふわりと彼らの鼻をくすぐった。そして今の時間午後6時、日も傾き玄関の右側、丁度取次の間の西側に面した硝子越しに射し込む淡い橙色の光が、畳の上に長く柔らかな影を落としている。玄関を入って右側奥にある襖を開けるとそこは次の間であるが、右手の硝子越しに見える竹林の揺れる影が、残照に照らされて、次の間の左手に見える襖に淡く映っていた。そして、その襖を開けると、そこには16畳の客室が控えていた。客室に入って直ぐ目につくのが、正面の床の間である。床の間には、雨上がりの天城の山里を描いた墨の山水画が静かに掛けられていた。そしてその手前には紫陽花の花を一輪、信楽の筒花入れに挿し、その脇には志野の香炉からほのかに沈香が漂っている。このようなもてなしは、玲もかすみも初めての経験で、離れの座敷には違う次元の時間が流れている、そんな強い印象を受けた。そして右手側を見ると、そこにはこの離れ専用の庭が目に映る。そのまま縁側に向かうと、湿り気を帯びた竹林の香りが更に混じり合って、何とも言えない静謐さを与えてくれた。ふと我に返った玲は、その庭に面した縁側の右手前、次の間の南側にもう一つ部屋があることに気づいた。実はそこは書斎になっており、そこがかつて文豪が籠もり、筆を走らせたという部屋である。そして、今もその気配を残すように、壁際には使い込まれた古机があり、そこには硯と筆が静かに置かれ、文人たちの余韻を感じさせてくれる。かすみが何か認めるかと思ったが、夕陽を背にした竹の影が波打つように庭の苔の上を揺れ、薄紅色に染まった空が竹の隙間から覗く、そんな様子をただじっと眺めていた。それから、かすみはなぜか縁側に腰を下ろし、しばし無言のまま竹林の揺れを見つめている。その横顔は、どこか懐かしいものに触れるような、穏やかで淡い微笑みをたたえていた。そして満足したのかかすみは玲に向かって、「お腹がすいたよ」と言うのだった。何やらかすみのこの一言で現実に戻された感のある玲だった。
「食事の前に風呂にでも入るかい?」
とかすみを誘ったのだが、実はその離れには専用の露天風呂があり、かすみは何を勘違いしたのか、
「はあ?玲とここの露天風呂にはいるの?
意味わかんないし」
などとご立腹になった。いやいや違うよ、ここの本館にある風呂だよと説明して、漸く納得したかすみだが、それよりもここの露天風呂と勘違いするかな、と疑問に思う玲である。まあ、食事の時間までには間に合いそうもないので、玲もかすみもそのまま離れの縁側でのんびりとした時間を過ごしたのであった。
さて、漸く玲とかすみ待望の夕食の時間になったので、彼らは旅館が用意した浴衣に着替えて、夕食を摂る本館にある専用の部屋に向かった。ところで今日の夕食のメニューはと言うと、地元の山の幸と伊豆近海の海の幸の懐石料理であり、鮑、伊勢海老、天城軍鶏、山葵田の本わさびなど旬の味覚を堪能できる構成であった。まず、先付は酢橘と本山葵を添えた天城軍鶏のたたき、八寸は肝ソースを添えた鮑の柔らか煮と鰹の酒盗和え、椀物は柚子の香りを添えた伊豆産金目鯛の潮仕立て、造里は伊勢海老の姿造りと天城山の湧水で育った本山葵を添えた鮪・鯛・間八の盛り合わせ、蒸物は天城軍鶏と地野菜の茶碗蒸し、焼物は檜の香りが漂う鮑の踊り焼き、揚物は本わさび塩で頂く山菜と海老の天ぷら、そして伊豆産こしひかりの土鍋炊きご飯と赤出汁、後はデザートで天城の名水を使った水羊羹という、豪華な内容であった。ところで、食事の前にこの旅館の女将が玲とかすみのもとに挨拶に訪れた。年の頃はかすみの母親の京子と同年代だろうか、常に和服を着こなしているからか、気品や上品さを感じさせる女性であった。
女将の挨拶を受けた後で早速待望の料理がやって来た。玲とかすみは地元の日本酒と共にそれらを堪能したが、実は玲ことカーンフェルトは伊勢海老と鮑は全くの初体験であった。そのことをかすみに言うと、「へー、そうなん、ほな、早速食べてみそ」と勧めてくるので、先ずは伊勢海老を食すことに。こちらは、よくかすみがエビフライとかエビチリを食卓に出すので、「なるほど、海老の王様というところか?」などと意味の分からないコメントをした。要するに、特に問題なく食べれたよ、と言うアピールであった。一方の鮑だが、一口食べて、「・・・」特にコメントがなかった。そのためかすみは、「玲、鮑よ、あ、わ、び、すっごい高級なんよ。何か感想とかないんかいな!」と何もコメントをしない玲に対して何やらご不満の様子。と言われても、どう表現すれば良いのか分からず困ってしまったのだった。一方のかすみだが、全てを平らげる意気込みだったが、最後は「もう無理。玲お願い」となる始末。まあ、確かにこれを全て平らげようとすると、体育会系の男子大学生でないと難しいのでは、と思う玲であった。それでもかすみ、デザートの水羊羹は平らげたところを見ると、デザートだけは別腹だったようだ。それでも普段味わえない食事を堪能できたことは、2人にとっては幸せだった。
お腹を満たした玲とかすみは、その後散歩を兼ねて館内の探索をした。ところで、幽篁亭の廊下は真っ直ぐに延びる所は殆どなく、短い階段の上り下りや右折、左折が多く、ともすると道に迷いがちになるような作りになっていた。そして途中にはちょっとしたテーブルと一人掛けソファーと本棚があり、そこで束の間の読書を楽しむことが出来るようになっていた。しかも全体的に照明は抑えているので、何やら昭和初期の洋館に紛れ込んだような錯覚を覚えたりするのである。そうこうしているうちに、玲とかすみは[天城の森の湯]と名付けられた大浴場にやって来た。
「僕はこのまま風呂に入るけど、
かすみはどうするの?」
と玲はかすみに尋ねた。かすみは
「私はね、色々と準備する物があるので、
一旦部屋に戻るよ」
と言うことで、鍵をかすみに渡した。そして玲であるが、着替えに関しては後で部屋に戻った時に着替えれば良いや、と言うことでそのまま風呂に入ることにした。ここの露天風呂は緑に囲まれた岩風呂で勿論源泉かけ流し。ちなみに効能は、アルカリ性単純温泉の特徴である美肌効果、筋肉疲労、胃腸病などに効果があるという。美肌効果となると、かすみは飛びつきそうだな、と想像するだけで楽しくなる玲であった。そしてここの露天風呂は、昼は木漏れ日、夜は満天の星と湯煙を堪能できるのだという。丁度今は午後9時を少し過ぎたところであり、外は梅雨時ではあるが、今日のこの地方は昼から快晴が続いていたためか、まさに満天の星空を満喫することが出来た。玲ことカーンは、まさか風呂に入りながら満天の星空を眺めることになるとはと、この時の光景を生涯忘れることはなかったのだった。平日のこの時期は宿泊客が殆どいないようで、30分程大浴場で過ごしたが、後から入ってくる人は誰もいなかった。まさに玲は貸し切りで大浴場を満喫したのだった。その後、玲は竹風亭に戻ったのだが、生憎かすみはまだ戻っておらず。そのため部屋の鍵は閉まったままだった。尤も、玲は転移すれば入れるので問題ないのだが、折角なので湯涼みがてら、離れの周りを散策することにした。ちなみに、離れが面する庭の外側は宿泊客用に開放されている庭園となっており、所々でライトアップされたりして、竹林の陰影が見事に演出されていた。そしてその庭園を一回りして離れに戻ってくると、鍵が開いていたので早速中に入った。
「かすみ、遅かったね。僕、待ちくたびれたよ」
「はあ?あんたね、女性は色々とやることがあるの。
そんなこと分かんないかな」
いや、分かりませんし聞いたことないです、とは口にできなかったが、それよりも、玲は
「ねえ、布団が敷かれているけど、
このままでいいの?」
とかすみに問いかけた。すると、かすみは
「えー、何でこんなにくっ付いて
寝なあかんねんな。もー」
と文句を言い出す。確かに、布団と布団の間に隙間が全くなく、ぴったりくっ付いた状態にあったのだから、かすみが文句を言うのも仕方ないのだが。でも、この布団、僕が使っているマットレス位の厚さがあるぞ、と何やら感心する玲であるが、実はその敷布団は、打ち直した和綿敷布団の上に、薄手の高反発マットレスを重ねている。そして掛布団には絹の真綿を幾重にも重ねた極上品の真綿布団。肌掛けとして麻の夏布団も用意され、夜風に肌寒さを覚えた際には、真綿布団を一枚重ねる贅沢も楽しめる、そんな最高級旅館にピッタリな寝具であった。
「じゃあ、離しておくか?」
と尋ねるが、それもかすみにはご不満なようで。そこで仕方なく、
「分かりました。僕は次の間で寝ますので。
かすみはこっちでのんびり寝てください」
と言いおいて、玲は布団一式を次の間に運び込んだのだ。かすみは何やらぶつくさ言っているが、玲は聞かないことにして、歯磨きをしてから客間に戻って、かすみに対し
「明日は朝早いから、このまま寝るね。お休み」
と言いおいて、そのまま寝ることにした。かすみも寝る準備を整えて客間の布団に潜り込んだのだが、30分程してから次の間に枕を持ってやってきて、
「もう、あんな広い部屋で一人で寝れる訳ないやん」
と言いながら、なぜか玲の布団に潜り込んできた。だが一応、「玲、変なことするなよ」と釘をさすのは忘れなかったが。結局彼らは、次の間の玲の布団に2人仲良く仰向けになって、しかもなぜかお互いに手を繋いだ状態で寝ることになったのだった。




