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第23話 謎と謎

本当に初心者なのでどうか大目に見てください...

ここは盗賊のアジトであり、現に戦場でもある。

 レミールと市川の戦いはあまり釈然としないというか訳が分からない戦いだった。

お互いに牽制はするもの、未だに相手に傷をつけられていない。

そんな感じなおかしな戦い、まるでお互いに倒す気はないように。

 考えてみれば分かる。お互い人を殺したことは無いのだ、それはためらいでもあり、臆病でもある。

まあ、日本という温室で育った市川は元々人を殺すことなんてできない人だ。

自分をまだ高校生、いわゆる学生だと捉えている。

 それだから相手に傷をつけていない、つまり優しいとは少し違うというか何かこう別の感情に由来する物に違和感を覚えているということだ。


「ふん、お互い情けないものだね、生憎私が宿っているこの肉体では全盛期の3%の力だ。膠着している事態はこの前と同じだね。」

鼻で笑う様に言い放つその仕草は何処か寂しそうだった。

 何というか〝自分″というものを別の何かに例えている様だった――


「んま、そもそも学生である俺がこんな不謹慎なことしていい事かどうかさえ分からぬがな。」

 市川は平常運転だ、学生の時のように飄々としている。


「へえ、君は学生だったのかい、ごめんごめんうっかり自分と一緒くたにしてしまいそうだったよ、ハハハ」

 本心を見せることが滅多にないレミールが驚いた。


「へっ!一杯食わせてやったの。」

子供じみているが――

そういう所も市川らしい。


お互いの剣撃はほぼ互角。

強いて言うなら市川の方が有利であると言えよう。

なぜなら、聖女の援護魔法がほんの少しだが彼を後押ししていた。


(今思えば不思議だよな、突然だがこいつらに会って今に至るわけだしこれはもうストーリー的にダメダメなんじゃねーか!)


あくまでもテンプレを追求する市川。


(ま、どうでもいいが、なーにかきな臭いんだよなぁ何というか誰かの視線を感じるというか…)


市川は少しだけ気づいていた、戦場の違和感を。

なぜか補助魔法を受けてるはずだが大して効果がない。それも聖女の魔法が――

だが市川はその考えをすぐさま払拭した。


だが、それが市川にとって致命的なミスとなることはまだ知られていない――


感想評価、よろしくお願いします。(何分初心者なもので...)

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