鏡を見る時人は変わるのか?
目を逸らすな。
自身の心を見つめ直す時、その人は変わることは出来るのか?
精神を削って抜け出した私は疲れ切っていた。
だがしかし、目の前の光景は絶句をさせるのに十分だった。
地面がない。
いや、崖だ。
迷路のような所を抜けた先は大きな崖になっていた。
洞窟の中のようで、湖が蒼い光を放っている。
そこから見える景色は美しかった。
先へ進むにも崖なのだ。
落ちてしまってはここまで来た意味もない。
私は座り込んだ。
どうしようか…
私はロッククライマーではない。
なので当然壁を伝って降りることも不可能だった。
戻るわけにも行かない。
(うーん)
唸るがこの状況が変わるわけもなく、
崖から足を投げ出した状態から変わらない。
飛べればいいのに…
だがしかし、ココロの中だからといって飛べる訳では無い。
現実と同じようだから落ちたら痛いし、死んでしまう。
天上は洞窟だと言うのに星空のようだった。
そのまま地面に倒れる。
本当に綺麗な星空だ。
と、考えることを止めかけた時、視界に何かが入る。
「ん?人?」
「大丈夫ですかー?」
普通だったら喜ぶべき所であるのだが、混乱の方が大きかった。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫。」
いつも見ている。誰かは分かるのだが、有り得ない。
有り得ないけれども、なんだか嬉しくて、不思議だった。
「貴方は誰?」
「貴女だよ。」
「貴方は私。」
貴方は私、言われたとおり、私は貴方らしい。
ただ雰囲気がどことなく幼く、そして懐かしくて、素のまんまな感じだった。
ケガレの無い、真っ白な私。
私は如月町と言う所で生まれ育った。
私自身も悔い改めたいことが沢山あります。
人生、何が起こるかわからないからこそ、最善策を尽くしたいですね。




