1302.本日のご予定は?
「おはろー」
俺は元気いっぱいでUFO内部の居間へとやって来た。
おおぅ。視線が痛い。
「やぁ皆さんお揃いで。っていうか未知なるモノさんたちまでいらっしゃいますか!?」
「そりゃな。お前昨日一日ほのぼのにログインしなかっただろ」
「そうじゃそうじゃ! せっかく儂が連絡入れとったのに陰陽寮に詫び入れる羽目になったじゃろうが! 今日は行くでええんじゃな!」
「ああ、今日向かおうぜ」
「うむ。ついでに儂の神格を戻しにも行くぞ。神社の繋がり切れとるのはさすがに巫女たちに怒られそうじゃしな」
一部メンバーがいらっしゃらないが。まぁいいか。
とりあえず今日の予定とメンバー組もうぜ。
「待て待て。お前昨日何やってたんだよ。さすがに連絡も取れない状態は初めてで焦ったぞ。何して来た」
「えー、別に大したことはしてねぇよ」
「絶対嘘でしょ。ほら、懺悔なさい。私が聞いたげるから」
マイネさんに聞かれても懺悔にならないと思うんだが。
「つってもなぁ。外に出る予定が出来たからとりあえず服買いにいったんだ。悪乗りしてアルマーニでスーツとグラサン買って、どっかのシークレットサービスみたいな姿で、未成年で初犯だからって注意だけで帰ることになった峨琉菟蛇の新人君たちに会いに行っただけだぜ」
「おい外道、それ絶対やったな!」
「ちょっと、何したの? 殺し!?」
「阿呆か!? なんで俺が罪負って捕まるようなことをせにゃならんのだ。ちょっと家の前で手をあげておいっすーって挨拶しただけだっつの。なんか数人のメンバーに綺麗なお姉さんとかカワイイ妹さんとかが居たからお綺麗なお姉さんだねー。とか○○君の妹とは思えないくらい可愛らしいねとかちょっとした世間話をしただけだし。あいつらだけ青い顔してたけどお姉さんや妹さんやら弟君とは結構話弾んでなー」
「完全な脅しだよこいつ……」
「住所特定されて人質まで見つけられたらもう人生詰むわよ!? え、ストーカーとして逮捕できない?」
「出来る訳ねぇじゃん。俺はご挨拶しただけだぞ?」
そんなことよりほら、次の行動場所とメンバーを。
「って、待った待った! ヒロキ、お前その峨琉菟蛇の新人って一体どうやって自宅見つけたんだよ!?」
「え? そりゃ運営AIが協りょ……げふんげふん。SNSって結構個人情報乗ってるからな。そういうの探っていくと普通に辿り着いちゃうんだよ。不思議だよなー」
「こいつ、敵に回したらダメだ奴だ……」
「そりゃマイネ同様分かってたことだけどよ」
「はぁ!? ちょっと未知なるモノさん、私同様ってどういうことよ! ヒロキと一緒にしないでくれる!?」
「全くだ。マイネさんなんて告発までされてるヤベー人材だぞ。俺と一緒にしないでくれ」
俺ならもっとうまくやる。いや、やろうとは思わんけども。
「それに、峨琉菟蛇のメンバーは早めに牙折っとかないと、おそらく暴走するだろうからな。俺狙ってくるなら潰すだけだが、最悪未知なるモノさんたちにまで迷惑かかりかねないし」
「ああ、ヒロキが見つからないからその周辺から狩って行こうってことか」
「そうそう。だから手を出そうとすら思わなくなるように先手を打っておかないと面倒そうなんだよな。つーわけでとりあえず相手のメンバー全員の挨拶回りがまだ残ってるからたまにログインできなくなりそうなんだ。もうすぐイベントなのに、ほんと面倒だぜ」
自分たちにも被害が及ぶかも、とわかるとさすがに未知なるモノさんも唸りをあげて黙り込む。
マイネさんは来たら潰すとか言ってるけど、ああいう手合いはほんと警察に捕まるのなんてどうとも思ってないからな。
下手したらリーダー君も脱獄して襲いに来るかもしれん。
なのでそうならないように手を打つしかないのだ。
とはいえ、ヤバいとこを巻き込むとそれはそれで収集付かなくなるからな。
ある程度は自宅特定しとけば滅多なことはしないと思うけど、主要メンバーはそれ以上の何かが必要になりそうだ。
全く、ただゲームしてたいだけなのに面倒だよ現実は。
さって、それはそれとして、今回のメンバー決めようぜー。
「あ。そうそう、ヒロキ、前回、というか昨日、一昨日。一昨昨日。は居なかったでしょ。そのメンバーが今日来てるから十五名になってるわよ」
多いな!?
んー。まぁ陰陽寮行くし、いいか。
「一応未知なるモノさんとマイネさんも来るの?」
「ああ。ちょっと陰陽関連は気になるものがあってな」
「私は何もないけど参加ね。陰陽師系少女も結構好きなのよねー。そろそろマンホール以外のスキルも欲しいのよ」
炎上系があるじゃん。
おっと危ない。口から出てたら真っ二つだったぜ。
んじゃま、メンバーを適当にチョイスして、っと。
確か七不思議系と妖怪系、都市伝説系は組み込まない方がいいんだっけ。




