地下鉄
私の住む街には地下鉄が走っています。
普段乗る車両って、何となく決まっている方も多いと思うのですが
私の場合は一番後ろの車両になります。そこがお気に入りです。
運転席(最後尾なので無人です)のガラス越しに線路が見えるんですよね。
仄暗いトンネルの中を、流れるように遠ざかっていく線路。
曲がったり、起伏があったり、時には反対側の車両とすれ違い。
そして最後は光に包まれる・・・というかホームに無事到着する訳ですが。
あの不思議な空間というのは、いくら見ていても飽きません。
特に悩んでいる時には、自分の心を移してるんじゃないかとさえ思ったりして。
ぱっと開けたホームの明るさに何だか救われた気になるものですから
その救いを求めて、ついいつも同じ場所に立ってしまいます。
なぜいきなりこんなことを書いたのかというと。
それは本日無事、長編を完結させることが出来たからです。
いや、今回は本当に途中で何度もやめようかと思いました。
好きで書いていたはずなのに、何日も、一文字も書けなくなってしまって。
当然ストックも途中で切れて、あとはもう自転車操業です。
直前まで書いては直して投稿し、すぐにまた次話に取り掛かる毎日。
以前書いたように私はカフェインというかエナジードリンク依存人間なのですが、今回は一日1本は当たり前で、ピーク時には朝昼晩飲むような生活でした。
いやはや・・・文字にすると自分でも心配になるような生活ですね。
もともとアクセス数自体ほとんど無い話です。
そこまでして頑張らなくても誰も待ってないんだから、とか。
始めに宣言した毎日更新を辞める言い訳は簡単にできるんですよ。
でもそこで諦めると、きっともう二度と書かないだろうなという予感がしました。
だから睡眠時間を削ってでも続けてきました。
そんな中で見た地下鉄の光景は、確かに私に勇気をくれたのです。
今回ほど地下鉄のホームが輝かしく見えたことはありません。
結果、何とか一区切りつけられました(出来はともかく、ですよ)。
せっかくですからこれを機に、自分をもう一度見つめなおしてみようと思います。
なぜ書けなかったのか、そもそも書いていいのか、これからも書きたいのか。
それでもやっぱり書きたいや、となったら。
また性懲りもなく投稿すると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
地下鉄に感謝するとともに。
こんな不甲斐ない自分の話を読んでくださった方
温かく見守ってくださった方に、心から感謝申し上げます。