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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

誰も死んでいない

作者:masaya
最新エピソード掲載日:2026/05/09
平成四年、六月。バブル崩壊の傷跡がまだ生々しい東京で、失踪人専門の探偵・桐島悟のもとに一人の女が訪ねてくる。借金を抱えたまま消えた夫を探してほしい。と、いう依頼であった。
死んでいてもいい。ただ、どこにいるのか知りたい。
そう言った女の目に桐島は奇妙なものを感じた。悲しみとは少し違う何かを。
調査を進めるうちに似たパターンの失踪が次々と浮かび上がる。借金を抱えた中年男たちがある日、突然、跡形もなく消えていく。だが不思議なことに彼らは死んでいない。どこかで、生きている。
手がかりを辿った先に葛飾の古びた雑居ビルで一人の男と出会う。男は静かにしかし確信を持って言った。「向井さんは、もう、戻らない人です」と。
桐島は追う。だが追えば追うほど、霧は深くなる。同業の探偵は「降りろ」と警告し元妻の麻子は何かを知っていながら口を閉ざし、夜中に無言電話が続く。そして、見知らぬ女の声が受話器の向こうから囁く。「思い出さないで、ください」と。
思い出す、とは何を?
桐島には平成元年の記憶にぽっかりと空白がある。長年、気にしてこなかった空白。だがこの事件に触れるたびにその空白がじわり、じわり。と、
同時に自分が何者であるかを知らない一人の男の物語。
一章 失踪人
2026/05/09 05:06
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