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眠る仔ども
深い眠りについた仔供の肢体
無邪気に踊る心を鎮め
夢見る瞳は閉じられる
柔らかな頬の赤みも薄れ
濡れた鴉も君の意識も
夜闇の黒に囚われる
抱いた身体に残った熱に
この仔と同じ世界を見られたらと
縋るように願うように
私も微睡みの海へ船を漕ぐ
おやすみなさい小さな仔
疲れた身体をベッドに沈めて
遠い夢へと旅立って
いつか君の瞳に映った世界を
私に語って聞かせて欲しい
きっとそれはどこまでもどこまでも
希望に満ちた世界なんだろうね
どうか君の迎える朝が幸福であるように
君が明るい日差しに抱かれているように
ずっとずっと祈っているよ
これを詩と呼んでいいか少々疑問に思いますが投稿します。もう散文と呼ぶべきか(笑)