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やったれ魔法少女  作者: 千園参
63/65

君で本当によかったよ

物語はいよいよクライマックス!今回を含めて残り3話!怒涛のラストバトルをお見逃しなく。

それでは楽しんでいってください!よろしくお願いします!!

 木山さん、相田くん、築村くんがネガカオスダークのところに辿り着くとそこには地面に横たわった綾二くんの姿があった。


「藤崎〜!」


 3人が綾二くんの元へ駆け寄る。


「しっかりしろ!藤崎!!」


「起きなさいよ!」


 築村くん、木山さんがいくら呼びかけても綾二くんはピクリとも動かない。本当に私たちの希望はここで断たれてしまったのだろうか。


「遅かったなぁ」


 ネガカオスダークが3人の元へ姿を現した。それに対して3人はアイテムを取り出し、変身の準備を整えた。


「やめとけぇやめとけぇ。お前らじゃオレには勝てねぇよぉ」


「そんなことやってみなきゃわからないだろ〜!」


「やらなくてもわかるだろぉ。お前ら人類の中で一番強い藤崎がこのザマなんだぜぇ?お前ら3人が束になったってもう勝てないだろぉ。大人しく藤崎を連れて去れぇ。わざわざお前らの命を取るような真似はしたくないぃ」


「そう言われて大人しく下がると思うのか?」


「そうね。もしかしたらってこともあるかもしれないし、いくわよ!」


「「「変身」」」


 3人が魔法少女に変身した。ドラゴニックブルーとライトニングホワイトが接近戦でネガカオスダークに挑むも、ネガカオスダークが放つバリアで攻撃を当てることは愚か、近づくことすらできない。そんな2人を援護するためにシューティングイエローが距離をとってエネルギー弾を撃ち込んでいくが全てバリアで弾き返されてしまう。


「はあぁ、お前らぁ、オレは溜息が出るぞぉ。お前らってそんなに弱かったっけかぁ?それともオレが強くなりすぎちまっただけかぁ?どっちだと思うぅ?」


 そう言いながらネガカオスダークは不敵に笑う。


 その頃、ホテルで私はセインさんとみんなの帰りを待っていた。


「心配かい?」


「はい、とても……」


「ワタシも心配だ。藤崎綾二君の生命反応が途切れようとしている。早く助けなくてはこのままでは手遅れになってしまうね」


「嘘!?嫌だ!どうにかならないんですか!!」


「どうにかね………。とりあえず、藤崎綾二君を迎えにいくとしよう!ワタシに捕まって!」


 セインさんの言う通りにすると、一瞬のうちにネガカオスダークの目の前にやってきた。


「ここは?」


「セインかぁ。お前の可愛い魔法少女はお前のせいでこのザマだぁ」


 私の目の前には傷だらけで苦しそうに倒れる3人の姿と、全く動かない綾二くんの姿があった。


「綾二くん?」


 私は綾二くんの元へ駆け寄る。


「しっかりして!綾二くん!!目を開けて!!綾二くん!!!!」


 到底、受け入れられるはずのない現実に涙が止まらない。


「カオスダーク君、君はもっといい奴かと思っていたのにまさかこんなことをするなんて」


「なに勘違いしてるんだセイン。お前が大人しく死んでいれば、藤崎綾二は死なずに済んだはずだぜぇ?それはお前が一番よくわかってるだろぉ?」


「撤退しよう。このままでは全員殺されてしまう」


 セインさんは私にそう言って、その場にいた全員をホテルにワープさせた。


「逃げたかぁ」


「綾二くん!!!嫌!!嫌ぁあああ!!」


 大切な人が死にかけているのに私はどうすることもできず、ただ、泣きじゃくることしかできない。

 そんな私を見て、セインさんは―――


「一つだけ方法がある。それを試そう。そして彼に世界の明暗を賭けるとしよう」


 そう言って、セインさんは光となり綾二くんの中に入っていってしまった。


「やあ!元気かい?」


「アンタはセイン!」


 セインさんは綾二くんの中に入り、綾二くんの意識に話しかけているようであった。


「俺はどうなっちまったんだ!?」


「君はカッコつけたわりにあっさり殺されてしまったよ」


「その言い方やめろよ」


「でも、事実だからさー」


「それでアンタは何しに来たんだよ?」


「そうだったね。君を生き返らせる」


「どうやって?」


「ワタシの力を君に与えるんだ」


 セインは迷わずに答えた。


「そうしたらアンタはどうなるんだ?」


 俺はセインに尋ねる。


「ワタシにはもう力は残っていない。君を生き返らせればそこで力尽きて消滅してしまうだろうね」


「お前はそれでいいのか?」


「構わない。ワタシはカオスダーク君が倒せればそれでいいのさ。それにどうやら君には君の帰りを待つ大切な人がいるみたいだしね。だから、後は君に託す。誠実で優しく、誰よりも強い心を持つ青年、藤崎綾二君。ブラスターピンクが君で本当によかったよ」


「そんなセリフ、アンタらしくもないな。後は任せてくれ。カオスダークは俺が倒す!」


「その言葉信じるよ。では、行きたまえ!君はもう目を開けることができるはずだ」


 セインに言われた通り、目を開けると目の前には涙で顔がクシャクシャになった真央がいた。


「綾二くん?」


「真央………」


「バカバカバカバカ!!」


 真央は泣きながら、俺をポカポカと叩く。


「痛いってば」


「よかった………」


「心配かけたな。でも、やらなきゃならないことがまだ残ってるんだ。カオスダークを倒さないと」


 俺が立ち上がると、大きな揺れが起こった。外の様子を見に行くと空には巨大な島が浮上していた。


「なんだあれ………」


「ほうぅ、生きてたのか藤崎ぃ。まぁもう関係ないがなぁ。今から数時間後にオレが作ったこの島を地球の中心をめがけて落下させるぅ!止める方はないぃ。精々、そこで眺めてるんだなぁ!」


 今度こそ最後の戦いのようだ。


「真央!」


「わかってる……。止めたって行くんでしょ?いってらっしゃい!」


「おう!」


 しかし、島に向かう道中には無数の怪獣たちが待ち構えていた。


「ここは私たちに任せなさい!」


 木山が相田、築村を連れて来てくれた。


「アンタは今度こそアイツぶっ倒して世界を救いなさい!いいわね!」


「わかった!お前ら気を付けろよ!!」


「誰に言ってるんだよ〜!」


「早く行け!」


「それもそうだな。いくぞ!!」


「無限大「「「変身」」」」


 続く。

まぁさすがに綾二は復活しますよねというね。実はもう一つの案として綾二は復活せず、真央をブラスターピンクにするという案もありました。でも、そうするとちょっとちょっとちょっとだったので、やめました。

それでは今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

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