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やったれ魔法少女  作者: 千園参
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俺もだ

新連載を始めてもあまり読まれていないということを考えると「やったれ魔法少女」は大健闘したんだなと実感しますね。

残り数話ではありますが、最後までよろしくお願いします!!

それでは楽しんでいってください!

「何カッコつけてんの?え?カッコいいと思ったの?やめてよ。ダサいよ?」


 セインが俺を馬鹿にしてくる。いやいやいや、今どう考えてもそんなことを言うタイミングではなかっただろう。


「え、何でそんなこと言おうと思ったの?逆に教えて?」


「もういいだろ!さっさと力渡せよ!」


「もう仕方ないな。ほら」


 なんで助けてもらってる側で偉そうなんだこいつは。そんなこんなでピンク色の光がセインから放たれ再びブラスターピンクのアイテムが手元に戻った。


「話は済んだかぁ?待ちくたびれたぞぉ。待ちすぎて気が変わったぁ。お前たちに1日の猶予をやろうぅ。明日になったらどうせ世界は滅びるぅ。だから、今のうちに余生を楽しむといいぃ」


 カオスダークはそう言い残して去って行った。


「なめやがって!」


 築村が怒りを露わにする。


「明日か。今日は明日に備えるとしよう」


 俺はみんなにそう言って休める場所を探し始めることにした。


 その日の夜―――俺たちはたまたま被害のなかったホテルで休むことにした。


「ふー疲れたなー。今日はいろんなことがありすぎだろ……。明日……か」


 俺がシャワーを済ませ、ベッドに横たわり、考え事をしているとドアをノックする音が聞こえた。ドアを開けるとそこには真央が立っていた。


「真央?どうしたんだ?」


「何かあるわけじゃないんだけど、一緒にいたいなって思って……。ダメかな?」


「いや、俺も君に会いたかったんだ」


 俺と真央はベッドで隣り合うように座り、話をした。学校の中で、登校中、下校中にするようなそんな他愛もない話をした。今まではこれは当たり前のことなんだと思ってた。でも、世界が終わりそうになった今、当たり前のことがこんなに嬉しいなんて思いもしなかった。


「明日……。本当に行くの?」


「ああ。誰かがアイツを倒さないといけないだろ?」


「それは綾二くんじゃないとダメなの?」


「それを言われると答えに詰まるんだけど、この力を手に入れた時、こんなことになるなんて俺は思ってなかったよ。でも、真央がいて、相田に築村、木山、松浦もそうだ。大切な人を守れる力がここにあるなら俺はそれを使ってみんなを守ってあげたいんだ。何もしなかったらきっと後悔すると思うから」


 すると、真央は俺にキスをした。


「な、あ、え、え?」


「今日はずっと一緒にいたい////」


 俺も真央にキスを返した。


「俺もだ」


 次の日の早朝―――真央は俺のベッドで眠っていた。俺は真央を起こさないように部屋を出た。そして誰にも気づかれないようにホテルを出て、カオスダークの元へ向かった。


「ほうぅ。1人かぁ?大した度胸だなぁ藤崎ぃ。仲間と別れの挨拶は済ませたかぁ?」


「その必要はない。俺はお前を倒してみんなのところへ帰るからだ!合体変身!!」


 俺はトリコロールブラスターに変身し、カオスダークに挑む。俺の攻撃は黒いバリアで全て防がれてしまう。グレート・ザ・レインボーとの戦いではこんなバリアは使っていなかったが、俺はこの程度って言うことなのか。


「ふざけやがって!くらえ!マジカルオーバードライブ!!」


 俺は必殺キックを放った。


「藤崎ぃ。その攻撃じゃ赤点だなぁ!ヘヴィーダークネス」


 黒い衝撃波によって俺は爆破されてしまった。


「うわぁあ!!」


 あまりのダメージに変身を解除させられてしまった。立ち上がるのも困難な程のダメージが体を襲う。


「ぐぅうう!」


「終わりだなぁ」


 そんな時、脳裏に真央の顔が浮かんだ。生きたい。もう一度彼女の笑顔を見るために俺は生きたいのだ。痛みに耐え、立ち上がる。


「くぅうう!まだ終わってねぇぞ!!」


「面白いぃお前の全力を見せてみろぉ!」


「無限大変身!!」


 俺はインフィニットブレイザーピンクに変身した。


「いくぞ!」


 カオスダークのバリアを破壊し、攻撃を入れる。


「やるなぁ」


 カオスダークが黒いエネルギー玉で攻撃を仕掛けてきた。俺はそれを全て避け、カオスダークに蹴りを放つ。


「なにぃ!このオレが押されているだとぉ!ふざけるなぁ!!」


「俺はお前を倒して明日へ進む!これで終わりだ!!レディアントスパーキング!!」


 俺は天高く飛び上がり、七色に光る翼を展開させ、そこから必殺キックを放つ。それをカオスダークも必殺技で迎え撃ってきた。


「ヘヴィーダークネス!!」


 黒い衝撃波を七色の光が貫き、俺の必殺キックがカオスダークネスに炸裂した。


「そんな馬鹿なぁ……うわぁあぁ!!」


 爆発と共にカオスダークネスを倒すことに成功した。


「これでようやく終わった………」


 俺は拳を握りしめた。その瞬間、腹に強烈な痛みを感じた。下を見ると俺の腹は黒い帯のようなもので貫かれていた。


「ぐはっ!」


 爆煙の中から現れたのはさらにパワーアップしたネガカオスダークネスだった。


「お前が奥の手を隠し持っているのことわかってたんだよぉ!だから、オレも奥の手を隠し持ってたのさぁ!!」


「そんな………。真央……。ごめん……………」



 ホテルでは―――


「綾二くんがいない!!」


「川端ちゃんどうしたの?」


「綾二くんがどこにもいないの!!」


「あのバカ……。まさか1人で!溱!相田!行くわよ!」


「わかった〜!」


「死に急ぎやがって!」



「セインも藤崎も死んだ今、オレに勝てる者はいないぃ。この世界は終わりだなぁ……。こうしてみるとあっけないもんだなぁ………」


 ネガカオスダークは世界を滅ぼす準備を始めた。


 続く。

今回も読んでいただきありがとうございました!

まさかまさかの綾二くんが死んでしまいました。実はこの展開はかなり早い段階で決まっていたりしました。さぁカオスダークは一体誰が倒すのか。それは次回以降のお楽しみ!!

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