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やったれ魔法少女  作者: 千園参
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お前にはわからないだろう

私事ですが、ついに異世界ものを投稿しました。そんなこんなでやりたいことをこの小説家になろうで少しずつ叶えられていて私はとても幸せです。あとはこの「やったれ魔法少女」がもっと皆様に愛されてくれる作品になればなということのみです。それでは楽しんでいってください!よろしくお願いします!

とある屋上。


「ようぅ!元気かぁ梅西ぃ」


「ムルシエラゴか。何か用か?」


「いやぁ、特に無いんだがなぁお前を見つけたから声をかけてやろうと思ってなぁ」


「用がないなら消えろ」


「冷たいねぇ。だが、少し知らせを持ってきたぁ。築村が退院したそうだぁ。よかったなぁ、お友達が無事退院できてぇ」


「黙れ、それ以上喋ったら消すぞ」


「おぉ、怖い怖いぃ。じゃあ、またなぁ」


ムルシエラゴは黒い霧の中に消えていった。


「溱……。お前を杏の元へ送ってやるのがせめてもの救いか……」


場面は変わり、学校。結局あの後、野上は居場所を失い転校していったのであった。そしてあれから数日、相田と橋本の仲は順調に進展しているようだった。やったな相田。さて、またいつもと変わらぬ日常の始まりだ。


「おはよう!溱!」


「あぁ」


築村と木山が登校してきた。相田と橋本、築村と木山、なんだか最近カップルが増えてきたな。そんな俺は最近、真央と進展しているようには感じられない。


「何言ってるの?ダーリンには私がいるじゃない!」


「心の声を読まれた!?」


「私は歌姫だよ?ファンの心くらい読めるよ!」


「俺はファンじゃないぞ」


「あれ?ダーリンひどーい!」


真央ともこれぐらい打ち解けられればいいんだけどな。やはり真央の前だと緊張してしまう。

そして放課後、学校に招かれざる客がやってきた。そして俺に声をかけてきた。


「溱は元気にしてるか?」


「お前は!?」


梅西隼が校門前に現れた。


「お前に心配される筋合いはねぇよ」


築村も校門前にやってきた。恐らくこんなに早くこの2人が再びあいまみえることになろうとは誰も想像していなかっただろう。


「元気そうで何よりだ。お前を杏の元へ送ってやる」


「てめぇ……」


築村の握った拳が怒りで震え上がっていた。そして俺たち3人は誰もいない河川敷へと場所を移した。


「死ぬ覚悟はできたか?」


「お前だけは許さない!変身!」


「変身」


ドラゴニックブルーとポイズンパープルが戦闘を始めた。やはりポイズンパープルの方が何枚も上手であり、ドラゴニックブルーの攻撃を次々と受け流してはカウンターを打ち込んでいく。


「くそがぁ!なぜ勝てない!」


「相変わらずつまらないなお前は」


「なんでなんだよ……なんで杏を殺したんだよ!!」


ドラゴニックブルーのいや、築村溱の想いが爆発する。それに対してポイズンパープルは黙ったままだった。そして静かに口を動かした。


「お前にはわからないだろう……復讐しか能のないお前には……」


どういうことなのだろうか。そう言ったポイズンパープルの顔はどこか切ない表情を見せたように見えた。しかし、ドラゴニックブルーはそんなことには目もくれず、


「黙れ!黙れ黙れ黙れ……黙れ!!」


攻撃を再開し、ドラゴニックブルーは必殺技を放つ体勢を整えた。


「ドラゴニックハンマー!」


「哀れな男だなお前は。滅殺!」


2人の必殺技が衝突した。だがしかし、滅殺の破壊力の前にドラゴニックブルーはまたしても敗れてしまう。


「うわぁぁあああ!!」


きっともう立てないはずなのだろう。痛みで震える体を必死で抑え込み、ドラゴニックブルーは執念で立ち上がった。すると、


「ポイズンパープルぅ、さっさとトドメを刺しちゃえよぉ」


ムルシエラゴが黒い霧と共に現れた。


「ようぅ!元気かお前らぁ!久しぶりだなぁ藤崎ぃ!」


そして弱っているドラゴニックブルーに襲い掛かろうとしていた。


「ムルシエラゴ!お前はここで俺が倒す!変身!」


俺はブラスターピンクへ変身した。しかし、ポイズンパープルは意外な行動に出る。


「邪魔をするな!!」


ポイズンパープルはムルシエラゴを攻撃し始めた。


「ぐわぁ!梅西ぃ!お前自分が何をしているのかわかっているのかぁ?」


「溱は俺の親……ちっ獲物だ!貴様には渡さん!」


「お前ぇ、反抗期ってやつかぁ。まぁいい今日は許してやるぅ」


そう言ってムルシエラゴはそのまま退散していった。一体何が起こったんだ?ただ単純に築村を倒そうとしているのなら、ムルシエラゴと協力して築村を倒せばいいだけのこと。なぜ、梅西はそうしなかったのか。それにあいつは一瞬何かを言いかけたような気もした。

そしてポイズンパープルもまた退散しようとしていた。


「待て!逃げんのか!」


「何度も言わせるな。俺は逃げも隠れもしないと言っているだろ?溱お前ひょっとしてバカか?ちゃんと授業は受けろよ」


そしてそのまま去っていった。ドラゴニックブルーは追いかけるほどの力は残っておらず、その場に座り込み変身を解除した。俺はそんな2人の会話を見ていると何故だか、まだ2人は親友なのではないかと思ってならないのだ。きっと今でもこの2人はとても強い絆で結ばれている。2人の過去について俺はまだ知らないことがあるのかもしれない。以前、築村は何故もう1人の親友である森川杏を殺したのかを問うと言っていたが、その理由に大きな意味が隠されているに違いない。それを確かめるにはやはり倒すのが手っ取り早いのかもしれないな。


梅西再び!という回でした。梅西のファンを増やす回でもありました。ここからは梅西のファンを増やすための物語が続きますので、梅西が憎いと思っている皆様は辛いかと思います(笑)

それでは今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

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