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やったれ魔法少女  作者: 千園参
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俺たちってプリチーガールズだったのか!?

今回は衝撃的なタイトルからもわかる通り、ほのぼの回です。楽しんでいってください!よろしくお願いします!

築村はとても困っていた。何故困っているのか。それは今付き纏われているのである。幼い少女に。どうしてそんなことになったのか。ある日の下校中、怪獣が現れたのであった。そしてそこに居合わせた築村は当然の如く変身し、怪獣を撃破した。ここまではいつも通り。しかし、ここからがいつもとは違う。なんと見られていたのである。幼い少女に変身から撃破までの一連の流れを見られていたのである。補足すると今までも人前で変身している描写はあったが、正体がバレていないのは、怪獣や怪人で人々は混乱しているため変身者が誰かなんて見ていないのである。だか、今回はバッチリ見られた。目が合ってしまったのだった。そして、幼い子によくある正体を探るために跡をつけてくるパターン。今まさに築村は正体を探られている真っ最中。築村、ドンマイ。


「お前はいつまでついてくる気なんだ!」


「だってお兄ちゃん、プリチーガールズなんでしょ?」


「プリ?なんだそれ?」


「プリチーガールズだよ!お兄ちゃん知らないの?


「知ってるわけないだろ!」


「お兄ちゃん時代遅れ〜」


築村は10歳もいかない少女にバカにされていた。大丈夫か築村。築村は走ってどうにか少女を撒いたようだ。


「ったく、なんなんだよあいつは!」


家に帰り、テレビをつけた。17時半ちょうど、魔法少女プリチーガールズが始まった。オープニング曲流れる。それを見つめる築村の時間が完全に停止していた。すると、なにを思ったのか築村は俺に電話をかけてきた。


「俺たちってプリチーガールズだったのか!?」


「はぁ?お前なに言ってんだよ……。そうか最近、敵も強くなってきたし、お前も疲れてるんだな……。ゆっくり休め!」


俺は一方的に電話を切った。その後俺もテレビをつけて魔法少女プリチーガールズを確認した事は言うまでもない。


次の日。学校を終え、築村が下校しようとすると、門の前に少女が立っていた。


「はぁ……まじかよ……」


築村は頭を抱える。


「え?誰その子〜?可愛い〜!」


木山がやってきた。お前久しぶりだな。元気にしてたのか。


「溱の妹とか?」


「俺に妹はいない!付き纏われてるんだよ!」


「えぇ〜なにそれ〜」


築村は木山に事情を説明した。


「なるほど、そういうことね」


「もしかして、お姉ちゃんもプリチーガールズなの?」


「うーん、どうだろう?このお兄さんを見張ってたら何かわかるかも!」


「おい!お前!」


「いいじゃない!なんか面白そうだし!」


「ちっ、まぁここにいてもなんだし、場所を変えるぞ」


そう言って3人はデパートへ向かった。なんだかんだ優しい築村は少女にソフトクリームを買ってあげた。


「ほらよ」


「あら、意外と優しいのね。そんな溱、やっぱり素敵!」


「ありがとう!」


「そういえばお前の名前まだ聞いてなかったな。なんて言うんだ?」


「千尋!」


「そうか、俺は築村溱だ。よろしくな」


「うん!」


築村と千尋は少しずつ打ち解けてきたようだった。


「なんかこうしてると家族みたいだね!」


木山が言うと、


「そんなわけあるか」


築村は否定した。デパートで3人仲良く話していると、怪獣が現れた。


「木山!千尋を安全なところへ!」


「変身するでしょ!見たい見たい〜!」


「仕方ねぇ。変身!」


築村はドラゴニックブルーへと変身した。そのまま戦おうとした時、千尋に呼び止められた。


「えぇ〜決め台詞とか言わないの〜!?プリチーガールズはちゃんと言うんだよ〜!」


「そんなのやるわけねぇだろ!」


「えぇ〜やってやって〜!」


「やってやって〜!」


木山も便乗し始めた。何をやってるんだこいつらは。そんなことをしていると、ドラゴニックブルーは怪獣に突き飛ばされてしまった。そして、そのまま怪獣は千尋を連れ去り、逃げてしまった。まさか、ロリコン!?ロリコン怪獣とはたまげたぜ。


「待てぇ!!」


ドラゴニックブルーは怪獣を追いかける。そして先回りし、怪獣の前に立った。


「もう逃さねぇぞ。千尋!現実の魔法少女にはのんびり名乗っているほど余裕がないんだ!今のでわかったろ!だから、やるのはこの一回だけだ!正義全開!笑顔満開!ドラゴニックブルー!!参上!!」


「か、可愛い……」


木山は悶絶していた。

名乗りを終えたドラゴニックブルーは怪獣を一気に畳みかけた。そして怪獣が手放した千尋を見事キャッチした。お見事。そのままさらに追い討ちをかけていく。


「そろそろ終わりだ!ドラゴニックハンマー!!」


必殺技をしっかりと決め、怪獣を消滅させた。

変身を解除して、千尋の元へ駆け寄った。


「どうだった?」


「かっこよかった!」


「そりゃよかった」


すると、


「千尋〜!」


千尋の母親が迎えに来たようだった。


「千尋、あなたここで何やってるの!」


「お兄ちゃんたちと遊んでもらってたの!」


「お兄ちゃんたちにちゃんとお礼言った?まだなら言いなさい」


「お兄ちゃん、お姉ちゃん!ありがとう!これからも悪いやつから世界を守ってね!」


「任せとけ!」


築村は千尋にそう返し、母親と千尋は帰っていった。


「ふぅ〜とんだ1日だったぜ」


「そのわりには楽しそうだったよ?」


「うるせぇよ」


そう言って築村も帰っていった。めでたしめでたし。


わりと物語の核心を突く回が多くなってきていたので、ここ最近は最初の頃のようにのんびり回を挟むことにしました。次回あたりからは再び核心に迫る物語になるかもしれません。それでは今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

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