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EP-24 転移から半年(Day+180)

国家安全保障会議


転移から半年。緊急対策で土俵際に踏みとどまれたとの安心感が出始めている。


経産大臣

「石油、天然ガスの輸入は転移前の60%水準を確保。

新造タンカーの運用が始まる1年後まで苦しい状態が続きますが、最短2年でガソリンの割り当て制を解除できる見込みです。

輸入元はアラブ諸国が70%、メリケンが20%、ジャワが10%です。通商路も安定しています。

鉱物資源の確保も転移前の40%を達成。今後改善していく見込みです。

レアアースはこの世界での利用が少なく、鉱山が開発されていないため入手困難。

鉱山の開発権を関係国と交渉中です。

海水中のウラン、リチウムの採取は成果はでてます。

国と民間企業の大規模共同プロジェクトまで進みました。実用化は早くて5年後です。」


農林水産大臣

「食料輸入は主食の小麦は必要量を確保できますが、大豆と飼料用のトウモロコシは不足。

大豆は栽培自体がこの世界では広がっていません。

ただしメリケンから日本向けの大豆栽培を検討するとの打診を受けています。

トウモロコシはアステカから化学肥料の供給があれば対応可能との返事をています。

食肉の輸入は少ないです。

化学肥料がないため乳製品はあっても豚や肉牛の生産自体が少ない様です。

獲れる魚の種類は変わりましたが漁獲量は7割を維持できています。

クジラも多いのですが処理できる加工場が不足しています。」


総理

「ミミズバーを初っ端に出したのは良かった。パニックにならずにすんだし、贅沢言えない雰囲気が一気に広がった。

飼料用トウモロコのパンをメーカーに開発させたのも良かった。

食品ロスもなくなった。肉を食わなくなってから、私もベルトの穴2つ痩せて健康だ。」


国土交通大臣

「邪馬台国、メリケン、アラブを対象とした日本旅行の先行体験ツアーは大好評です。

相手国では旅行体験の放送直後から問い合わせが殺到しているそうです。」


公安委員長

「スマホを貸与して身分証明書と支払い、予約、情報検索、翻訳、交通切符etcにするアイデアは良かった。管理が楽だ。出国時にメモリの回収が出来るのがいい。スパイの抑止としてコスパがいい」


厚労大臣

「女性向けの逆ソープランドも好評です。焼肉ボーイとかレンタル彼氏とかグレーなのも出始めてますが」


総理大臣

「風俗はアイデアだからな。薬物や人身売買以外は多少はかまわん。ボッタくりは取り締まれ。信用第一だ。」


防衛大臣

「2週間後の衛星打ち上げで軍用GPSが復活します。ミサイルは部品不足で増産できていません。通常弾薬の備蓄量は転移前の1.5倍になりました。沖縄にドローン3000、AI機雷2000と自動機関銃システム3000の追加配備を行いました。従来基準なら鉄壁と評価していいぐらいなのですが」


総理

「石原君の切り札もあるしな。あいつは性格悪いが適任だ。非対称戦の専門家だ。まともに戦う気がない。それに子供と移動困難者は本州に退避させた。残った民間人の北部の米軍基地への避難訓練まで行った。」


防衛大臣

「南漢から北中国が青島に戦力を集結させているとの情報があります。偵察衛星の情報とも一致しています。」


総理

「北中国の暴発は無いと思いたいがな。生殖アクセス権年間500万。邪馬台国の5倍。受精率10%、1回の平均出産数が4人なら年間で200万人近い赤ちゃんが生まれる。自前の分が半減しても出生率0.6,こっちは半分男だから実質1.2だ。我が国や転移前の中国より高いぐらいだ。ここまでやって軍事行動はないだろう。」


厚労大臣

「500万回、週5回なら2万人。こっそり攫える数じゃない。目的が女なら話が変わるがこっちの世界では需要がない。」


総理

「国のアイデンティティーを保つためのブラフと思うんだがな。小競り合い以上はないだろう」

防衛大臣


「でも、転移前の現代でさえ、戦争大好きな大国の大統領もいましたからね。この世界が理性的とは・・・。」


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