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EP-23 2つの中国(Day+171)

二千年続く漢王朝。

その歴史は、一度も途絶えてはいない――たとえ三度、皇統が断絶していようとも。


二十年前、満州系革命勢力が北方で共産革命を成功させ、中国は南北に分裂した。

北京を首都とする北の華共産国。南京に都を置く南の漢王朝。


華共産国(北中国)の勢力範囲は、華北(首都北京、天津)、東北(満州)、山東、北西(新疆ウイグル自治区)、内モンゴル、朝鮮


北は人口五億、重工業と陸軍力を誇る軍事国家。


南漢は華東(首都南京、上海)、中南(河南、湖北、湖南、広東)、西南(重慶、四川)、台湾を有し、


南は人口三億、金融・食料・海軍力に優れる海洋国家。復讐を誓う亡命帝国


そして日本の異世界転移は、この危うい均衡を根底から揺るがした。


男性が希少資源となった世界で、日本は国家の存亡を左右する存在となる。

北は奪取を狙い、南は同盟を模索する。



南京 紫禁城の奥

皇帝と腹心達

「叛徒どもの続報です。現在敵は青島と旅順に海軍主力を集結。さらに多数の貨客船、陸軍精鋭20~30万も青島に集結しています。航空機も青島に多数集結中です。」

「武漢、徐州方面で屯田兵の活動を戦時にシフト中。ただし、攻勢準備ではなく守備を固めている様子です。」

「北は戦略目標を上海・南京から台湾に変更したのか?大陸本土の支配より台湾を優先すると」

「目的は台湾の男と北から逃れた名家か?」

「台湾は簡単には落ちん。機雷、沿岸砲、テトラポットと監視塔。揚陸も潜入も難しい。空軍も厚い。」

「しかし、念のための増員準備はした方がいい。日本が転移してから何かと不安定だ。」


皇帝

「軍は警戒を戦時態勢に。

機甲部隊を徐州に集結。親衛隊も徐州に。残りの方面は防衛に専念。

空軍主力は徐州のまま、訓練より稼働率を優先。スクランブルは最小現に。

海軍は全部隊を出撃準備。空母2隻は台湾南東に配置。

台湾への増援部隊は雪恨と血誓を当てる。

邪馬台国、日本、特に沖縄方面の偵察を強化。予備の潜水艦を全て出せ。

親衛隊も出撃準備。

日本と邪馬台国に北の軍事情報を逐次、最大限で提供、代価は不要。恩を売れれば良い。

朝鮮の反政府組織とも連携をとれ。釜山に潜伏中の金一族には予の親書と資金を送る。

後ろから揺さぶれ。」

皇帝と一族の多くは自害し、残った皇族のほとんどが処刑された。

生き残った皇族は当時14才だった現南朝の皇帝と2人の従妹だけだった。

貴族・名家(正常ミトコンドリア家系)の多くは南方に逃れた。


雪恨隊と血誓隊は共産革命被害者の遺族で構成された精鋭部隊。

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