笑顔が報酬・軍務尚書室・才能
ブックマーク、評価ありがとうございます。
一応、1話ちつき、2000文字を越えるくらいで作っています。
明日も朝に起きたら投稿で、午後にもう一話投稿予定です。
孤児院
「お菓子買って来たぞ、全員手を洗ってうがいしてこいや」
子供達は直ぐに争うように手洗い場……
「オスカー様、有難う御座います。 騎士団の方々が来てから皆にお腹いっぱいに食べさせるだけではなく、お菓子まで………」
「気にしないで、ベッド借りてる身分だしお返しはしないとね」
孤児院を運営している、院長が
「周りの住民にも食事を与えてくださり、感謝にたえません、何か有れば言ってくだされ情報なら直ぐに手に入りますので、それ以外だと困難になりますが」
「院長、それで十分ですよ。
子供の笑顔が一番の報酬ですかね、気にしないで下さい。
帝国騎士団の勤めの1つですからね」
それで話は終わり、今夜も子供達は元気で走り回っていた。
俺達は酒とチーズとサラミでおつかれさま会を開いていた。
「オスカーは魔石の報酬は良かったのか?」
「良かったよ。 他の孤児院にも寄付金を渡してきたしな、それでも金が足りないよ、明日からは工部省で金稼ぎしてくるから他は頼んだぞ」
「はっ! 何言ってんだよ、此処の孤児院は俺達の実家だぞ当たり前だ」
「オスカーの実家は何か言ってきてるか?」
「それだよ、心配してるんだから正直に言えよ」
「何もないのが怖いよ。 何か有る筈なんだが何も無いんだよな」
「ベルグ少佐に聞きに行けば良いんじゃないのか?」
「何かあれば連絡が来る手はずだし、無闇に行かないさ、行くのが怖いしね」
「それもそうかな、でも着任地は何処になるやら」
「研修の班が同じなら文句ないな。
120人全員は無理だろうけど」
「でも、作戦達成率は100%だから無理に解散はないと思うな」
「命令があればそれに従うしかないからな」
話は朝までそして二日酔いになった…
◇◆◇◆◇◆
軍務省
軍務尚書室
魔術師団顧問のマーリンが訪ねていた。
「すまんな、貴重な時間を割いてくれてかなり重大な話だ」
「オスカーですな!」
「だな、暫くは帝都に置いてだな、魔力操作を習得させたい」
「・・・・・・何故」
軍務尚書も考えが浮かばなかったが、引き抜きの可能性も否定出来ない
「簡単だ。 それで救える騎士の数が最低でも十倍になるぞ」
「信じられん、何故だ?」
「簡単だ。 彼がまだ未熟だからだよ」
「今でも熟練者と認識しているが」
「オスカー君と同じ戦場にいた魔術師団の者から聞いたが、戦場に特化したみたいだね。
それに騎士と魔術師では認識が違うのだよ。
あと二年あれば魔術師団の幹部と同等クラスになるぞ」
「それ程に才能があるのか! 将軍としての才能も飛び抜けているがな!」
「そうなのか? だが将来は魔術師団の幹部になってほしいからね、それで騎士団との軋みも薄くなると考えているからな……」
「ぬ! それは急務な案件だが……… 」
魔術師団と騎士団との軋轢に苦悩している軍務尚書が悩んだ
「どうするよ、頭はお前さんだ」
「それで何故だ? 何処で気がついた?」
「簡単だ。 今日の昼近くに工部省内で会ったんだよね。 最近では一番の話題だからね興味はあったが、それで魔石に込める魔力操作に驚いたよ、魔力総量あれなら魔術師団の長に推薦出来るぞ! これから鍛えればな年甲斐もなく興奮したぞ」
マーリン殿が興奮なんて初めて聞いたような………
「オスカーを渡す気は無いぞ。 将来の騎士団総長候補の有力候補だからな」
「軍務尚書ではないのか?」
「俺は軍のトップだが、所詮は貴族の政治家だよ、騎士団総長は覇気と武勇に秀でた、兵士を戦地に送り出す為には
『威』死地に追いやり、兵がそれに当たり前の如く受け入れ服従する事が出来るだけの『威』または『覇気』、あるいはカリスマ性と言っていいかもしれない。
『華』死地に追いやるも、華麗な戦術で敵にも味方にもその華麗さを見せつけ、最後には絶対な勝利で見方を魅力する。
『信頼』兵士一人一人にこの戦いに勝利できる、生き残れると思い込ませ、その通りに無駄な損失を出さない。
友軍に強い絆を植え付ける。
帝国騎士団の全団員に死ねと命令ができてそれを直ぐに実行する騎士達がいるのだよ。
因みにオスカーは既に片鱗を見せているんだ、この一年間限定で120人の隊員に皆から推挙され、全団員がそれを文句も言わずに実行した。
後は知っている通りだよ」
「難しいな。 だが、もう直ぐコウネリアス辺境伯爵家時期当主が帰ってくるからそれを契機にな! 」
「コウネリアス辺境伯か、確かに当主就任で幾つかの貴族も減るし………
良い機会かもな。 ダメ元でか! 功績を立てさせて昇格と公爵家の跡取り問題」
アラバタール帝国のイベント、辺境伯爵の代替わりで国内の貴族に戦争を吹っ掛けて潰してしまう。
戦争を吹っ掛けられる貴族はそれなりに辺境伯爵家に対して、嫌がらせしているので自業自得だ。
事前に皇帝には報告してあるので中止命令がなければ一族郎党が皆殺し一直線だ。
「魔術師団も協力しよう、全面的にな趣味の話ではなくて、ラーディス公爵家の問題も解決させねばな…… 」
「了承した。 陛下に各尚書にも連絡はしておくのでオスカーの件は御願いする………」




