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プロローグ
今でも時折、夢に見る。あの地獄のような瞬間を。
魔人の生活圏から放たれたであろう魔物が、自らの肉親を食っている。
その時の俺は、ただ押し入れに隠れて見ていることしかできなかった。小さい魔物だったために、なかなか絶命することができず、両親はうめき声をあげながら死を待つのみだった。
思えば、この悲劇がすべての始まりだった。魔人に復讐を誓い、生涯を魔人を殺すためだけにささげた。
何の変哲もないごく普通の英雄譚だ。
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