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#2「やっぱり涙って凄い武器だと思う」 #3「男が女の子の服を見ても仕方が無い」

#2「やっぱり、涙って凄い武器だと思う」

翌日、頬にくすぐったさを感じて目を覚ますと

「にゃー」昨日の猫が俺の頬をなめていた。どうやら、起こしてくれていたらしい。

「・・・おはよう」昨日サイドテーブルに置いた服を猫に着せてみる。

「にゃ?」猫は不思議そうに自分の姿を見ているが、傍目は猫耳の生えたかわいらしい女の子だ。

「その耳は・・・帽子で隠すか」近くにあった麦藁帽子をかぶせれば、万全だ。

その後俺は風呂に入り、台所で、猫の視線を感じながら朝食を作った。

猫は何を食べさせればいいか分からないから、仕方なく、牛乳とパンをあげると、「にゃ♪」喜んだ。

「ったく・・・無防備に可愛い奴だな」

午後になって、俺は猫を連れて交番に向かった。一応だ。

「ふむ・・・猫耳が大きな特徴ですね。分かりました、調べておきます」そういって、警官は奥に引っ込もうとしたので

「あの、こいつは?」猫を見ながら聞くと

「あ、こちらで預かりますね」奥からゲージを出しながら警官が言うと

「うにゃっ、にゃー」猫は急に怯えて俺の脚にしがみついた。見ると、俺を涙目で見上げていた。

「・・・出来ればうちで預かりたいんですけど?」猫を抱きかかえながら聞くと

「あ、すいません、お願いできますか?」俺は「はい」と答え、連絡先をメモに書き、交番を後にした。


#3「男が女の子の服を見ても仕方が無い」

交番からの帰り道、俺と猫は服を売ってる店に寄った。Tシャツとか、ズボンとかは俺の古いのがあるからどうにかなるが、下着が無い。

猫は自動ドアに興味心身だったので、少しだけ遊ばせた。

「どれがいい?」子供用の下着売り場で猫に聞いてみると

「にゃ?」やっぱり、首を傾げたので、俺が適当に無地のものを選びレジで会計を済ませ、家路に着く。


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