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運 命(最終話)
マコトは久々に自宅に帰って来た。
道子の祭壇には「白い薔薇」が献花してある。
道子の一周忌が過ぎ、憲司は再婚する。
相手は、
『沢村弘子』
と云う人だった。
町の集会所で父は内々で再婚のお披露目をした。
マコトも出席した。
新しい母はマコトを見て、
「マコトちゃん?」
「え?」
「覚えてる?」
「・・・はい」
「随分大きく成ったわね。これからよろしくお願いします」
マコトは黙って俯いていた。
弘子はセカンドバックから小さな手帳を取り出す。
その手帳をそっと開く弘子。
そこには『一枚の写真』が挟んであった。
混血の赤ん坊を抱いた弘子の写真。
弘子はマコトを見詰めて、
「私ね、・・・あなたが赤ちゃんの時から知ってるのよ」
終わり




