表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/82

陰謀は密かにすすめています。

あの女欲しい。

川牛(ゲーラ)の突進の直撃を受けて

打撲とかすり傷だと?


「しかも次の日にはほぼ完治とはな、フフフ。」

私は笑った。

「御前、楽しそうですね。」

ミチラーダが言った。

「まあな、碓井霧華はなぜか気になる。」

私はいった。


あの川牛(ゲーラ)の暴走はまだ、実験状態だ。


シェル王国の根底に関わるような事態が起こるとは思っていまい。


部屋の中では異臭が漂う。

動物たちを暴走させる薬剤だ。


海の中で使えば、憎き連中に

大打撃を与えられるはずだ。


「順調に暴走いたしました。」

イブリン博士が言った。

相変わらず艶やかな男だ。

「騎士団の連中に止められるようではまだまだ。」

オーウスアが言った。

「まだまだですって?」

イブリン博士がいいかえした。


まあ、騎士団にとめられるようではまだまだだろう。


「争うでない。」

あの二人は折り合いが悪いな。

「わかりましたわ。」

イブリン博士が不満そうに言った。

「は。」

オースウアがやはり気に入らなそうに言った。


困ったもんだ。


それにしても、碓井霧華。

なぜこんなにもひかれるのか?


「あの女欲しい。」

あの強い身体をつかいたい。

血の一滴すら価値がある。

宇水の血だからな。


「かしこまりました。」

ミチラーダが言った。


相変わらず、忠実な女だ。


「御前、外部の女など役に立ちません!」

オースウアが言った。

「そうですわ、おやめください。」

イブリン博士が言った。


気に入らぬか?


「碓井霧華は宇水家のものだ、あの家のものが優秀なのはよく知っているであろう?」

私は言った。

「私より優秀ですの?」

イブリン博士がすねた。

色っぽいな。

「すねるでない、そなたの優秀さはわかっておるわ。」

私はそういってイブリン博士の手を撫でた。

「薬はうまくいってないようだが。」

オースウアが腕をくんで言った。

こやつはすぐ、イブリン博士に突っかかるの。

「うるさいわね!」

イブリン博士が言った。


「御前をわずらわせるな。」

ミチラーダが言った。

「わかってますわ。」

イブリン博士が言った。

「生意気な男なのでつい。」

オースウアが言った。

「ハア、困った連中だ。」

ミチラーダがため息をついた。


まあ、よいだろう。


「碓井霧華ははぐれ宇水だ、宇水鈴菜をなんとかすれば、王家とウェルピーナ家がすぐ、動くが、碓井霧華は宇水家が動くまでに時間がかかるはすだ、うまくこちらに誘い込め、無理なら強硬手段をとれ。」

私は笑った。

楽しくて仕方ない。

あの女をどうに落とそうか?

それとも、襲撃するか?

「はい。」

ミチラーダが微笑んだ。


まあ。任せて安心だろう。


「騎士団に潜り込ませたものにも協力させよ。」

私は言った。


あやつを動かしたほうが確実だろう。


「はい。」

ミチラーダはそういって立ち上がり去っていった。


私の命令を実施するために。


フフフ、碓井霧華、会えることを

楽しみにしているぞ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ