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52話 目立ちたくなくても実力があれば噂の一つにもなる
7階層に現れたイレギュラーの一件はお前の発見ですぐにギルド直轄の案件となった。
現在ギルドと東西、そしてニコライファミリーに信頼できるファミリー幹部と少数による調査が行われている。
「そういう状態だから調査は正直難航しているんだ」
街に要らない不安をふりまく訳には行かないし、統括機関と言えど理由もなくファミリーやパーティーに査察や監査をいれる訳には行かない。
なので秘密調査に長じた人間が中心。といっても冒険者は基本的にそういうことはやらないから人材も少ない。
「それでもいくつか怪しいと思われるファミリーをみつけた」
「一週間でですか。すごいですね」
ギルドも伊達に統括機関をやってないからな。
しかしそこから先が難航してる。選ぶ決め手がない。
君が真っ先にあの指について気づいたとはこいつから聞いている。
実力は知らないが目先は聞くってことだ。だから何かいい知恵はないか。




