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番外編 X’mas~dream 神が生まれてきたことを祝う日

折角のクリスマスなので番外編です(笑)

読まなくても本編にはたいして影響しません。

でも読んでくれると嬉しいです。てかむしろ読んでください(涙)

がんばって書いたんで。


ユウ(作者この話書くのに時間かかったらしいぜ)

ルナ(しかもいつもより真剣に考えて書いてました!!)

アクア(文字数も最近にしては多いらしいわよ)

セシル(よい子のみんなはぜひ読んでね~)

レイン(無駄なところで頑張るよな)

クリスマス――それは人間ならごく一部の人以外なら喜ぶ行事だ。

心なしか虫や鳥、植物までもが生き生きとしている気がする。


子供はサンタさんという赤い帽子と赤い服を着たおじいさんからプレゼントを貰え、リア充どもは恋人とかけがえのない時間を過ごすだろう。

こちらのグループは、クリスマス賛成のグループだ。

だけどそうでないグループも存在する。


例えば非リア充の人達。クリスマスの数日前から

『ねぇねぇ~、クリスマスどこ行く?』『俺はどこでもいいよ。……一緒にいられるなら』『も~///』

とかその他諸々のイチャイチャしてる会話を聞かされたり、当日やイヴに出掛けると、町中がカップルで満ち溢れていたり。


ようはリア充に嫉妬をしてしまうのだ。

「だからクリスマスは嫌なんだぁぁーーーーー!!」という人もいれば、


 ☆★☆★☆★【こっから次の★までは、子供の人は飛ばして、ね?】☆★☆★☆★




サンタのほうも実際のところ嫌だろう。

まぁ、こっからは俺の推測でもあるんだが。



なぜかというとサンタは子供達にプレゼントを運ばないといけないからだ。

しかもこの寒い中。

プレゼントはサンタ――親の人が自腹で買わなければいけない。

だから3D○やP○3などの高めの物を要求されたら涙目だろう。

だからサンタ自身も嫌だと俺は、思っている。

勿論ほんとのサンタはそんなこと思わないかも知れないけど……。




   ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



こうしてさんざん読者の皆さんにクリスマスの嫌なところを語った俺だが、実はそんな嫌いじゃなかったりする。

確かにこの年になって彼女がいないのは嫌だし、プレゼントも貰えないけど……。



それでも……やりたいことを精一杯やれるっ!!!



「クリスマス万歳っっーーーー!!!」

俺は一人大声で叫びながらゲームを立ち上げた。

やっぱ冬休みはこうでなきゃ……!!

宿題なんてしるかっ!! お手伝いとかしるかっ!! バイトなんてやるかっ!!


俺は鼻歌交じりに画面を進めていくと、突然玄関の呼び鈴が鳴った。



………………え??


思考が停止した。


だって……俺には彼女がいないはず……‼︎


俺は、おそるおそるドアを開けた。


「ユッ、ユウマ! 今日……暇?///」


「かっ、海音ーーーーーーー!?」

ドアを開けるとそこには海音がいた。



 ◆ ◆ ◆


【名古屋周辺】


「ごっ、ごめんね? 急に呼び出しちゃったりして……」

「べっ、別に気にすんな!」

「そう……。よかったぁ~~」


なんだぁぁーーーーー!! この展開はぁぁぁーーーーー!!

なぜこうなったんだ!?

確かゲームをつけて、その後ドアを開けた海音がいて、名古屋まできて……。



あれ? なんで名古屋まできたんだっけ?


「むぅ~~、ユウマ聞いてる?」

「……はっ! ごめん……。聞いてなかった」

「もぉ~~、もう一回言うね。きょ、今日の私の格好どうかな?///」

海音は、恥ずかしそうにすこし躊躇いながら、だけど見せ付けるように近づいてきた。

 


俺と海音の距離わずか3cm。



もうこれは接吻(またの名をチュー、キス)してもいいんじゃないか? という距離だった。


「すっ、すごく可愛いぜっ!!///」

俺は恥ずかしがりながら言った。

うおおおーーーー!! これは――これは恥ずかしい!!


「ほんと……? よかったぁ……///」


海音にしては珍しくブーツを履き、モッズコートの下にはうすいピンク色をしたワンピースを着ていた。

そしてチェックのマフラーが印象的だ。

普段の海音からは、想像できない格好をしていた。

しかもヘアピンをいつもみたいにしてなかったのですごく新鮮な感じがした。


そして決め手なのは――いつもと違い女の子らしさが増している!!

海音ってこんなに可愛かったのかぁぁーーーーー!?

……はっ! いかんいかん。邪心は消さなければ。



「ところでどうしたんだ?」

「何が?」

「いっ、いや。俺なんか誘って」

「……!! そっ、それは……」

「それは……?」

「……ユッ……ユウマと一緒にいたいからに決まってるじゃない!!///」

「なっっにぃぃーーーーー!?」


これは夢だ。絶対に夢だ。海音がこんなこと言うはずがない。

ほら。ためしに自分の頭を看板に強くぶつければ……!!



ガン!!



 ◆ ◆ ◆


「ユウマ? も~、起きるの遅いわよ」

「えっ? あれ? アクア?」 

「何とぼけてんのよ。もう12時よ。17時までには全部飾りつけと料理を作らないといけないんだから。早く着替えて手伝いなさいよね」

「ああ…………」



……やっぱり夢オチだったのか。すごくベタだ。

惜しいことをしたな……。

もうちょっとリア充の気分を味わいたかった……。

しかもあんな可愛らしい海音なんて多分一生見れないだろうし。

てかそもそも帰れるかも分からないし……。



「ユウマーーー!! 買出し行くわよぉーーーー!!」

「おう。今行く!」



【PM:6時 クリスマスパーティー】



「「乾杯!!」」


「いや~クリスマス最高~~!!」

「ディオ先生。お酒の飲みすぎとたこ焼きの食べ過ぎには注意してくださいね」

「わーってるって!!(ヒック)」

「「………………」」


「ユウマ~~、ケーキ運ぶの手伝って」

「オーケー」


俺は、七面鳥らしきものやらサラダなどで埋め尽くされてる机へとケーキを運んだ。

ヘタしたらコップを置く場所すらなくなるんじゃないか? と思えるほど、料理で埋め尽くされてた。

さすがクリスマス。アクアも張り切って作ってる。


「わぁ~~このケーキおいしいですねっ!!」

「さすがアクアちゃんです! しかも私、苺のショートケーキ大好きなんですよぅ♪」

「ありがとう! ハイネ先輩とルナちゃん。頑張って作ったかいがあったわ」

「しかも手作りかよ……。さすが姉御」

「まぁ、太らないように注意しろよ。女子のみんな」

「ユウマ、それきっ――『うるさい!(ドカッ)』『最近体重気にしてるんです!!(ゴキ)』んく……」

「あはは…………!!」

「ハイネ先輩目が笑ってなくて怖いですよ?」


俺は、こうしてなんだかんだで楽しいクリスマスを過ごした。

たまにはゲームばかりじゃなくて、こういうクリスマスもいいかも知れない、と俺は思った。








どうでしょうか?

すこしでも楽しめたらいいと思います。

正直書いてる時恥ずかしさ全開でした。

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