表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
26/26

特別編⑵ロングストーリー 『未来へ続く声――恋が始まり、家族が育つ、そのすぐ隣で』



――これは、姉たちの恋の一歩と、夫婦の未来の約束の話。



【Scene 1:詩織の恋が動き出す「デート編」】


東京都内・落ち着いたイタリアンレストラン。

テーブル席で待っていたのは、詩織の職場の上司・三宅部長(40歳)。

普段は真面目で硬派な彼が、今日は少し緊張した面持ちでネクタイを緩めていた。


「……おまたせしました」


詩織はネイビーのワンピースに、控えめなメイク。

オフの彼女は、どこか柔らかくて、上司の彼ですら見とれるほどだった。


「神谷さん、いや……詩織さん、今日はありがとうございます」


「いえ、こちらこそ。まさか、こんなお誘いをいただけるとは思わず……」


前菜からメイン、そしてデザート。

会話は途切れず、気づけば仕事の話より“プライベートな話”に。


「実は僕、前から気づいてたんです。

 君が時々、弟さんと仲良く話してる時の、優しい顔」


「……え?」


「そんなふうに、誰かを思いやれる人って、いいなって思ってて。

 気づいたら、“もっと知りたい”って思ってたんです」


詩織は、目を丸くして――でも、頬を染めながら答えた。


「……不器用でも、あなたのそういうまっすぐなところ、嫌いじゃないです」


それが、恋のスタートだった。



【Scene 2:美琴の告白される「年下男子との再会編」】


一方、美琴はある土曜の午後。

自社ビルの前で、偶然にも**元教育研修担当だった後輩・大谷蒼(26歳)**とばったり出会った。


「神谷さん!? うわ、すごい偶然……!」


「……あら、久しぶり。元気にしてた?」


蒼は明るくて、素直で、少し子犬っぽい笑顔が印象的な青年だった。

以前から、美琴にだけ少し特別な視線を向けていたのは、周囲も気づいていた。


「今、時間あります? ちょっとだけ、お茶でも」


カフェのテラス席。

他愛のない近況報告のあと、彼は急に真剣な顔になった。


「俺、転職して営業やってるんですけど……

 いろんな上司見てきた中で、今でも“尊敬してるのは美琴さん”なんです」


「……嬉しいわ。でも、そんなこと言われたの久々だから照れる」


「それだけじゃなくて……好きでした。

 今でも、ちゃんと……女性として、惹かれてます」


まっすぐな告白。

年齢差を越えて届いた言葉に、美琴はしばらく無言で――

だけど、ゆっくりとコーヒーをひと口飲んでから、静かに答えた。


「……あなたの勇気、嫌いじゃない。

 でも、ちゃんと覚悟して向き合うなら――次は“恋人として”話しましょう」


蒼はその言葉に、パッと笑った。


「次は、僕がデートに誘います」


ふたりの未来はまだ白紙だけれど、

その“はじめの一歩”は、たしかに踏み出された。



【Scene 3:夫婦が語る「未来の家族計画編」】


日曜の朝。

洗濯物を干したあと、リビングのソファに並んで座った悠人とほのか。


静かにテレビが流れるなか、ふたりだけの時間。

ふいに、ほのかがぽつりと呟いた。


「ねえ、私たちって……“子ども”のこと、どう思ってるのかな」


「……うん。最近、ちょっと考えてた。

 “あなたの声に似た子どもがいたら、どんなふうに笑うんだろう”って」


ほのかは照れながら、ふわりと笑った。


「あなたみたいに優しくて、でもちょっと不器用な子だったら……たぶん私、甘やかしちゃうかも」


「俺も、あなたが子どもに“声の演技”教えてたら、絶対惚れ直す」


ふたりは笑い合い、そっと手をつないだ。


「……今すぐじゃなくてもいい。

 でも、いつかふたりで育ててみたいね。

 “声と心”の重なる命を」


「うん。“家族”って言葉が、どんどんあたたかくなっていくのが、嬉しい」


ソファに肩を寄せ合い、

ふたりは“未来の声”に耳を澄ませた。



【エピローグ】


夜。

それぞれの部屋で、3人の姉妹が同時にスマホを手に取った。

•詩織は、部長から届いた次のデートの約束に微笑み、

•美琴は、蒼からの「今度映画でもどうですか?」に心をふわりと温め、

•ほのかは、悠人の寝息を隣で聞きながら、

 自分のお腹にそっと手を当てた。


「あなたの声が……未来にも、届きますように」


この物語は、始まりの“結婚”から、

“未来を願う家族”へと続いていく。



最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——


ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!


その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。

読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。


「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ、見逃さないようブックマークを!

皆さまの応援がある限り、次の物語はまだまだ紡がれていきます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ