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ルイス王国の末路

 フィエルメ確と思われていた王位継承戦。


 だがハーティアの残した手紙を読んだザーヴィル。

 彼は……バタイユ家がより高みへ昇り詰めるため、本人が王位継承戦へと参加を表明した。

 侯爵家ともなれば、過去にルイス王家から降嫁した事もあるため、血は一応流れている。

 そのため、王位継承戦の決まりには違反していない。



 だが反発する者も勿論おり、そういった人間達はアドウィンかフィエルメ派閥へと支持先を替えた。

 そうして始まったのは……互いに足を引っ張り合う泥沼の戦い。

 そして……幾らルイス王国が大国だとしても、無敵ではないのだ。

 

 中央のゴタゴタとした闘争は、国境の不安定さを生み、最終的には民へ降りかかる。

 

 そうして……彼らの王が決まったのは、もう王都だけ残された……そんな状態になってからだった。



 

 ザーヴィル・ド・ラ・バタイユを始めとする国の高官は、城へ流れ込んだ兵士によって首を斬られた。

 報奨金が莫大だったのだ。

 そのため襲撃側同士で争う様に、一切の容赦なく。



 カーミラ・ド・ラ・ローズは、行方不明となっている。

 敵軍がルイス王国の最先端の研究を奪うために脚を踏み入れた『国立魔法研究所』だが、とんでもない規模の爆発を果たしたのだ。

 それは人間としての痕跡を残さないほどで、そこに居たと思われる彼女の体も見つけられなかったため、行方不明とされたのだ。

 

 後世の研究では、彼女の大規模爆発のお陰で、恐怖を感じたサンドラ王国率いる連合軍が二の足を踏んだからこそ、最後にルイス王国は1つに纏まる事が出来たと考えられている。




 第一王子シュタイン・ド・ルイス、第二王子アドウィン・ド・ルイス、両名は征服の証明として戦争後に広場にて処刑。

 



 ルイス王国第49代国王フィエルメ・ド・ルイス

 最後の最後まで抵抗を続け、魔力が尽きた後も剣で戦い続けた。

 そうして周囲の兵士たちによる幾本もの剣がその身を貫き、討ち取られた。


 後世の研究によれば、ルイス王国を征服するためのこの一連の戦いにて、彼女の1人の力で5万を超える人間が討ち取られたとされている。




 こうして、キースとハーティアが去ってから丁度10年後。

 ルイス王国は、411年の歴史に幕を閉じた。

 

 その裏で暗躍する者の存在は御伽話として扱われ、受け継がれていった。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ぜひ評価等頂けますと、今後の執筆活動の励みになります!

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