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賢者との別れ

 ルシアス達が紫国へ向かう頃、ルヴェーラはアガタインの指導の元、メルダリオン光国で修業をして一日でテレパシーの魔法を覚えるとメテオストライクの魔法を覚えるために光国の数キロ先の外で練習をしていた。しかし何度メテオストライクの魔法を使おうとしても上手くいかなかった。限界を感じたルヴェーラは息を落としているとアガタインが言った


 「ルヴェーラよ、お前は魔法の素質は極めて高いが魔法の扱い方が強引で荒く力まかせというべきかな、最初からいきなり大きい隕石を落とすことを考えず小さな物でもよいからまずはあの空の向こうを感じてみるのだ」


 「空の向こうを感じる?ですか?」


 「うむ、メテオストライクの習得の難しさはこの星のさらに外の理に触れる必要がある為だ、メテオストライクを扱うには空の彼方を感じようとすることが肝心なのだ、それは非常に難しいだろう、しかしそこから始めなくてはならん」


 それからルヴェーラは一日中宇宙を感じて隕石を手繰り寄せようとするが出来なかった。


 「姉弟子のソフィア様はメテオストライクを知識の泉から使う事ができたようです、私もそうした方が良かったかもしれません、、、、、」


 「良いか?ルヴェーラよ、確かに知識の泉は魔法を吸収することが出来るかもしれんがそれはその知識を残した者以上の効果は得られんのだ、もしお前さんがルシアス達の大きな力になりたいんならこの修行で習得した方がよいだろう、それにまだ練習してから一日じゃこれから毎日夜に宇宙を意識して瞑想をしてみなさい、そして昼は隕石を寄せる練習をしなさい」


 「はい、アガタイン様」


 それから14日が過た夜ルヴェーラの感覚は空の彼方へと通じるようになっていく。ルシアスと交信したルヴェーラはアストエルの骨で出来た武具を手に入れメルダリオン光国に滞在するルシアスルがヴェーラに聞いた。


 (ルヴェーラは装備は手に入れたぞ修行の方はどうだ?)


 (まだ、あまり成果は得られていませんが、、、、アガタイン様のいう事が分かるようになってきました、ルシアス、ウィンガルの気配は?)


 (ああ、怪我を癒しているようだな、動きはない、でもいつ来るかは分からない、、、、)


(分かりました、それならもう少し鍛錬させてください)


 (ああ、分かった、ルヴェーラ、何かあったらすぐに呼んでくれ)


 (はい、ルシアス)


 ルシアスとの交信を終えるとアガタインが声を掛けてきた。


 「テレパシーは完璧なようだな」


 「はい、アガタイン様、ありがとうございます、、、それに少しですが空の彼方を感じられてきたように思います」


 「うむ、明日また試してみよう」


 「はい!」


 次の日の朝は曇りだった、ルヴェーラは宇宙を感じようとすると小さな隕石を感じて引き寄せるようにイメージする、すると空から数キロ先に小さな隕石が雲をわり落ちてきて爆発した。


 「ふむ、見事だ、次は狙った場所に落とせるようにしてみるのだ」


 「はい!アガタイン様!」


 感覚を掴んだルヴェーラは次は最初より大きな隕石を数百メートル先に落としてみせた。


 「この短期間で出来るとはな、次はテレポートの魔法じゃな今日は街へもどろうか」


 アガタインとルヴェーラが街へ帰ろうとしたその時、突然複数の男達がルヴェーラとアガタインの前に姿を現した、その男達は白髪に赤い瞳をしていた。その中の一人の魔族がアガタインに近づいてくる。


 「、、、、、、お主はザナック伯爵か」


 「ああ!裏切り者のアガタインよ!アシューリス様の命令により、厄介な貴様を処刑しにきたぞ!お前達はこのガキを殺せ!」


 ザナックが話している間アガタインとルヴェーラはテレパシーで交信した


 (ルヴェーラよ、ここはワシがおさえるお前さんはルシアス達の元へいくのだ)


 (アガタイン様!ルシアス達を呼びます!一緒に戦いましょう!)


 (ルシアス達は間に合わん!ルヴェーラよテレポートの魔法を教えられなかったがルシアス達と力を合わせてアシューリス達を止めるのだぞ)


 そう言うとアガタインはルヴェーラにテレポートの魔法を放った。


 「アガタイン様!!!」

 

 そう叫んだ瞬間ルヴェーラはメルダリオン光国のルシアス達の元へ飛ばされていた。驚くルシアス達をよそにルヴェーラはアガタインのにテレパシーを送るが何の返答も無かった。


 「ルヴェーラ?アガタイン様は?」


 「ルシアス!アガタイン様は一人で魔族の伯爵達と戦っています!直ぐにその場所へ向かいましょう!」


 「分かった、外へ向かおう!」


 「ルシアス!今すぐにバルアを呼んでください!」


 「、、、、分かった!」


 飛んできたバルアに光国の民は驚いたがルシアス達はその背に乗ってアガタインの居る場所へと飛んだ、そこへいくと魔族達数名のの死体とアガタインの亡骸が転がっていた。ルヴェーラは無言でアガタインのそばにいった。


 「、、、、アガタイン様、、、必ず魔族達を封印して見せます、、、、」


 「ルヴェーラ、、、、」


 「大丈夫です、ルシアス、アガタイン様の遺体を埋葬しましょう、、、、」


 アガタインの亡骸を埋めるとマナがアガタインの魂の安寧を祈った。二目の師匠を失ったルヴェーラは涙を堪えて立っていた、、、、、、。

 

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