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裁判

 あらいぐま町長が町にもどると、首都から軍が到着していた。大統領は村全体を惨殺事件を重く見て、軍の精鋭部隊を派遣したのであった。

「町長、我々が来たからには、もはや人間どもに、おかしな真似をさせることはない!」

 クマ将軍は自身たっぷりに、挨拶した。彼らは悪魔達と戦いを繰り返している精鋭中の精鋭であった!


「将軍、このような辺境の町までお運びいただき感謝します! しかし事態はさらに深刻になっています・・・・」

 アライグマ町長は新たに発見した、人間の町の事をクマ将軍に話した。


「なに、それでは、人間どもは隠れて街を作り、そこを拠点に我ら獣に対して反逆の狼煙をあげたということか!」

 もともと凶悪なクマ将軍の顔が、ますます凶暴になった!


「そうです、奴らは、まず村を襲い! いずれは我ら獣国を亡ぼすつもりです! 私自身、この街に帰る途中奴らの追手に襲われました・・・・勇敢な騎士たちにより、我々は何とか帰ってこれましたが、彼らはおそらく・・・・」

 アライグマ町長の顔は騎士を見殺しにしたことによる無念で一杯であった


「何たることか! 町長、そなたの無念は、このクマが必ずや晴らしてくれる!」

 軍は、早速アライグマ町長を案内役として引き連れ、エルフの国に軍を進めた。


 獣軍がエルフの国に向かっているころ、ランドとリウの裁判が始まった!

「ここにいる人間2名は、神聖な結界を破壊し、エルフ国に侵入しました! さらに、罪のない女性を殺害! その罪は重く、死刑を求刑いたします!」

 エルフ検察官の声が響いた! 裁判にはエルフ王をはじめ、大臣やエルフ国の主要人物が軒並み出席している。


「おい、リウ・・・・こいつらいったい何いっているんだ!」

ランドはまだ自分たちの状況がつかめていないようである。


「わたしだって、わけわからないよ! だけど一つはっきりしてるのは、今の話を聞く限り私たちはこのままだと死刑になるということだね・・・・」

 リウはエルフ達の様子を伺い、逃げ出すチャンスをうかがっていた!


「それはオレもわかる・・・・どこの誰だ、エルフはいい奴だって言ったのは・・・・確かに美男美女ではあるが、これじゃ俺らにとってはエルフは悪魔同然だな・・・・」

 ランド達は鎖でつながれているが、彼はきゃしゃなエルフ達であれば、まだまだ、この状況から抜け出せると考えていた!


「人間たちよ、お前たちに問う! 何ゆえに、結界を破壊した! どんな理由があったとしても、お前たちの罪が消えることはないが、知っている事を全て話すというならば、極刑は免れることができるやもしれぬぞ!」

 裁判長がランド達に語り掛けた。


「おれたちは、結界が何のことかも知らないし、女性も殺していない! あんたたちは無実のか弱いオレ達を捕まえて裁判にかけてるんだよ!」

 ランドの口調は厳しいものだった。比較的温厚なランドであるが、流石に冤罪で死刑はないだろうと怒っていた。


「なるほど、すべての罪を否認するというの! 罪深い奴らだ!」

 先ほどまで優しい声の裁判長だったが、ランドの発言を受けて、冷酷なものに変わっていた。

 裁判はランド達を攻め立てる形で、数日間続いた!


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