〜2章ー鬼河原高校
教室に入り時計に目をやるとまだ8:27分を指していた。
「ハァハア、ギリギリセーフだな。」
京平は息を整えながらかばんからタオルを取り出し汗を拭いた。すると何人かの生徒が近づいてきた。
「京平また遅刻ギリギリかよ。」
にやっと笑いながら話しかけて来た。
背は170後半で細身ながらも体格はいいように見えるこいつは柳川竜二中学校からずっと同じクラスでスポーツ万能、頭も悪くはないほうだ。
「京ちゃんいつも同じ時間にくるよね♪」
にこっと微笑みながら耳の髪をかきわけた。
こいつは川神有紗俺の幼なじみで学校ではアイドル的存在。
「京平、今日で453日連続8:27分に登校してるじゃないか?」
眼鏡をかけた余り身長は高くない、こいつは桜坂彰学校一の天才である。余計な事を覚えている。
「あのな…お前らそれは俺の勝手だろ!」
京平はかばんから道具を机に入れながら言った。
俺は学校は嫌いじゃない。仲間がいて友達がいるから学校に来ている。
だからこういう会話は実は楽しいのである。
「あ、そういえば今日は全校集会だって」
竜二が思い出したように言った。
「じゃあ早めに行こっ♪」
有紗がせかすように言った。
「ああ、じゃあ行くか」そして四人は教室を出た。
鬼河原高校は2000年に新校舎が建てられた。なぜなら旧校舎は今から50年ほど前に建てられた四階建てで、ボロボロになっていたのでおととしから工事が始まり、今は新校舎で勉強している。
旧校舎は入口に鍵がかかっていて、鍵がないと入れなくなっていた。
鍵は校長先生と生徒会長の川神颯背は小さく目は細い謎が多いやつである。
あとは職員室の三つしかない。だから誰でも入れるわけではないのだ。
体育館はその旧校舎の横に建っている。
体育館には一度靴に履きかえ、外に出て旧校舎の横を通らなければならないので、俺達は旧校舎を横切り体育館に向かった。
体育館にはあまり人は来ていなかったが5分も経つとぞろぞろと集まって来た。みんな集まった頃、なぜか先生達がいない。
竜二や彰、有紗もその事に気付いていた。
「なんかおかしいな。」
京平は何かあると思った。
そう………この時動き出そうとしていた……………あいつらが………今
動き出した




