〜1章‐始まり‐
カーテンの隙間から明るい日差しが差し込んでいる。
すずめがチュンチュンと鳴いていた。
「んーいい朝だな」
男はベット上の布団を跳ね退け半開きのカーテンをすべて開けると背伸びをした。
その男の名前は八神京平鬼河原高校に通っている二年生だ。
背伸びを終えると京平はふとベットの横に置いてある時計に目をやった。時間は8:05分を指していた。
「やばっ遅刻する」京平は急いで学生服に着替えて階段を降りると母が台所で朝食を作っていた。
「あら、起きたの?朝食出来たわよ」母がにっこり笑いながら言った。しかし時間がなかったので時間がないからと言って家を出た。家から学校までは20分はかかる。
「今日も遅刻か、また怒られるだろうな」そんな事を考えながら走っていたので前から来る人にぶつかってしまった。
当たった衝撃で体か少し吹っ飛んでしまった。
「いてててて」京平はジンジン痛む頭を押さえながら相手を見ると、20代後半の細身で黒いスーツを着て手には銀色のアタッシュケースを持った男の人が立っていた。
「大丈夫かい?」男は心配そうに見ていた。
「あ、大丈夫です、すいませんでした。」京平はそういうと遅刻しそうだったのを思い出し急いで学校に向かった。
「どこかで見た事あるような……」京平はそう考えたが学校に着いたので教室に急いだ。これから……あんなことが起こるとは知らずに…………。




