6:完全にごはんシーン(と言う名のクリエーターの力)
6日目ー
別に佐藤推しな訳じゃないですよ?幼馴染属性が書きやすいってだけで。
とりあえずごはんを作るにはまだ早いから呪術書を読んでるけど……
「……なんで呪文ってこう、厨二感が強いんだろ……」
我は~とか、汝が~とかさ。
むしろ羞恥プレイ必須なのかな……
「呪文ってのはロマンとかそういうんじゃねぇの?」
「ロマンて……そういや佐藤の場合は呪文とかあるの?」
「んー?俺の場合は炎よ、とかそんくらいだな。剣がメインだし」
一体どこから魔法が出てくるんだろ……
それを佐藤に聞いてみたら手からも出るし、剣に纏わせることもできるらしい。
なにそれかっこいい
――呪術書を読んでるうちに晩ごはんを作るにはちょうどいいくらいの時間になっていて
私はさっそく練習を実行することにした。
「さてと……材料は確か……」
メニューとしては白米、豆腐の味噌汁、焼き秋刀魚に大根おろしと醤油を添えるくらいでいいかな。
抹茶プリンも作ってあげるけど。
メニューを決めて、必要な食材を思い浮かべて次にその過程を。
やっぱり早く想像するものを変えて行かないとダメなんなんだな……
私はひとつずつ的確に丁寧にを心がけて存分に力の練習に打ち込んだ。
「はい、ごはんだよー」
「これがモチヅキさん達の世界の食事……ですか?」
「おー米だ米!」
「へぇ、これは美味しそうだ。」
テーブルの上に並べたのは予定通りのメニューで、思ってたよりうまくできた気がした。
そしてやっぱり美味しく出来てた。
よかった……
「あ、そうだ。佐藤作ってあげたよ。」
「お!抹茶プリンか!!」
うん、だからさ……
抹茶プリン1つに目を輝かせるな……
ホント無邪気かこの男……
「デザートはあとでだからね。」
「わーってるよ」
でも私は知っている。
佐藤の場合、ごはんと一緒にデザートを出したらすぐにデザートのほうを先に食べちゃうということを。
伊達に幼馴染じゃないし。
「モチヅキさん、とても美味しいです!」
「あ、どうも……」
しかし……なんでビネガーさんまで無邪気になってるんだ……?
思わずそう思ってしまうのも仕方ないことだと思う……
ごはん後、ちゃんとデザートを出してやれば佐藤とビネガーさんはやっぱり目を輝かせて抹茶プリンを食べていた。
塩はと言えば……
「とても美味しいよ、望月さん」
謎の王子要素を発揮させていた。
すごく眩しい……
ていうか無邪気な2人に対抗してる気がするんだよね……
「にしても、やっぱりこのクリエーターの力ってホント便利だよ」
「みたいだな。望月おかわり」
「あるわけないじゃん。」
私のは分けないよ!?
すごく物欲しそうな目で私の分の抹茶プリン見てるけどわけないからね!?
デザートを含めたごはんを全部食べ終わると私は使った食器を洗っていた。
はっきり言えば調理の器具はひとつも使ってないんだよね。
だから洗うのは食器だけ。
……あれ、ホント便利じゃね?このクリエーターって力は……




