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30:王に報告するリン大陸のこと

まぁ、茶番はここまでかな?


「ビネガーさん。」

「えぇ、わかりました。サテラ、彼を連れていきますよ」

「とっととこいじいさん」

「えーなんかわしの扱い酷くない?」


ビネガーさんが先頭になってカルーアさんがショタ爺を連れて移動する。

まぁ、移動っていってもいつものリビングみたいなとこだけどね。

さすがに私だってこのままここで話するなんてやだし。



「はい、もう夜も遅いから湯ざましね。」

「味気ないのう……」

「すみません、モチヅキさん……」


ぶっちゃけ冷めてないただのお湯だけどね。

お湯うまい。


「えーっとリン大陸の現時点での探索結果だっけ。」

「そうじゃ。」


ホントに話すことなんてそんなにないんだけどなぁ……

とりあえず私はアミノ大陸に一番近い位置からスタートをして

黒竜に会い、黒竜の背に乗ってったら森に到着して

黒竜の家である洞窟に行って子供の灰色竜に会って

赤いとかげが黒竜の家を襲ってきて佐藤がそれを倒したとこまでを事細かに説明した。

ていうかまだ2日目だし。

実質探索は1日目だったしこの程度なのは仕方ないことだと思うけど。


「ほう、黒竜と早速遭遇するとはのぅ……」

「綺麗な赤い目だったよ。」


あ、黒竜がごはんを探してる途中で私達が遭遇したっていうこともついでに言っておこっと。

一応大事なことだと思うし。


で、それを言った結果。

ショタ爺は少しだけ真面目な表情になった。


「黒竜が子の為にエサを?」

「うん。」

「なるほどな……それは興味深い。引き続きリン大陸の探索を頼むぞ」

「はーい」


とりあえずもう寝てもいいかなぁ?

そんな思いが顔に出ていたんだと思う。

ビネガーさんが心配そうに私の方を見てたから


「大丈夫ですか?モチヅキさん」

「眠いよ?さすがに」

「おぉ、すまんかった。もう寝てよいぞ」


誰のせいだと……いや、この場合アル王に構ってる方が時間をくうか。

私はさっさと寝ることにした。

まぁ、お湯しか飲んでないから歯みがきはいらないかな。


「じゃ、寝る。」

「えぇ、お疲れ様です」


ちゃんと窓の鍵も確認しないとなぁ……

そんなことを考えながらリビングを出て行った私は知らない。

男3人が少し真面目にリン大陸について話し合いをしていたことなんて。


そもそも、私は知る気がなかったんだ。

アル王が私にリン大陸の探索を頼んだ理由も、リン大陸の存在についても。

まぁ、それはもともとの私の性分と言っても過言じゃないから仕方ないんだけどね。


劇的に話が進む!っていうことがない気がするけど仕方ない仕方ない。

一応黒竜遭遇もフラグがあるんですよって話

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