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31:相棒チェンジ

塩と2人旅。

そして2ヶ月目に突入です!わーい

翌朝、すっきりきっかり寝れた私は元気だった。

ていうか、リビングに顔を出せばもうアル王の姿はなかったけど……

あの人、いったい何時まで居たんだろ……聞かないけどさ。


「じゃあ塩、今日はよろしくね。」

「うん、よろしくね。望月さん」


今日の探索パートナーは予定通り塩で。

とりあえず飛ぶ場所は黒竜と遭遇したあの地点にすることにした。

まぁ、さすがに黒竜の家に勝手に飛ぶのもあれだし。

佐藤ならまだしも初対面の人間を連れて行くのもまたあれだもんね。


「あ、そうだ。佐藤」

「んあ、なんだ?望月」

「あの赤いとかげの騎士団の人に見せるんでしょ?名前とかわかったら教えて」

「なんだそんなことか。わぁーったよ。」


ぶっちゃけ、気になってたんだよね。

あの赤いカメレオンみたいなとかげのこと。

ていうかこの世界の生き物?


とりあえず探索を続けてたらあれ以外にも遭遇できるかもしれないし。

ちょっとだけ楽しみが増えたかな。


「んじゃ、行こうか。塩」

「うん。そうしよう」


さすがに往復含めて4回目の転移の呪法だし

私は違和感もろもろを覚えることなくそれを使うことができた。


そして無事に目印の場所である黒竜と遭遇したあの場所に辿りつけた……

それからすぐに社畜号を出して、移動準備も完璧。


まぁ、漕ぐのは私だけどね!!




「やっぱり結界系かぁ……」


黙々と社畜号を漕いでどのくらいの距離を移動したか。

地味にマッピングしてたけど黒竜の住む森に近づいてると思うけどそれらしき景色はまったく見えなかった。

つまりそういうことなのだろう。


「……あれ、望月さん。あれってなんだろ?」

「うん?どれ……あー……なるほど。」


塩が指差した先、そこにはうっすらと歪みが見えた。

つまり今目の前にはやっぱり森を隠す為の結界が張られてるということなのだと思う。


「塩は目がいいね。」

「魔法に慣れてきたってことかも。」


魔法に慣れる……それがどういうことなのか、さすがに私にだってわかってる……

そういえば結局私達って元の世界に帰ることができるのかな……


「とりあえず今日は結界に沿って移動してみる?」

「そうだね。」


今日の方針も決まったし、のんびりと社畜号で移動していると少しずつ空気の変化もわかるようになってきた。


「んー……?こっから先はなんか違うのかな?」

「うん、さっきまでの空気と何か違うね。」


さっきまで……つまり黒竜の森の傍だと空気はなんというか春くらいののんびりできる感じの温かさがあった。

そして今、確かに結界の傍には変わりないんだけど……

例えて言うなら真夏日になってすこぶる暑い空気が漂ってくる感じがした。


「もしかしてこの向こう側は森じゃないのかな。」


まぁ、それを確認する術はまだないんだけどね。

いつから竜が黒竜親子だけだと錯覚していた?

まぁ、ここの結界はマジックミラーみたいな感じなものと想像してもらえると。

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