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19:世界地図とある教本

ビネガーさんの家に戻ってきて、私はこの世界の地図と召喚の教本を見せてもらうことに。


そもそも地図なんて話に出てこなかったのにどうして地図が出てくるのかと言えば

単にその方がやりやすいからだったりするんだよね。


「これが世界の地図になります。」

「へぇ……なんか島が多いんだね。」

「そうですね。」



テーブルの上に広げられた世界地図。

中央部にあるのはやや楕円形にも似た形をした大陸。

その大陸こそが今私達がいる場所……アミノ大陸というらしい。


そしてその少し離れた場所にある途切れてる感じの大陸が今回私が行かなきゃいけない場所……リン大陸ということらしい。


あとの島はそれぞれが国であり、アミノ大陸から一番離れている島国が神聖領という人類絶対主義宗教の国らしいから近寄らないようにという意味合いで覚えておいた方がいいらしい……

嫌になるよね、一方向からしか物事を見れない人って。



それからいくつかの国のことを聞き、いよいよ召喚の教本を読むことに。



数分後、読めるかもと期待してた私が過去にはいました……


「え、なにこれ読めない……」

「やはりダメでしたか……」


ところどころにちょっとずつ読めるとこはあるにはあるけどこまごまと散らばり過ぎててそれもまた困る……


私が読めた場所はこんな感じ。

【これ、読む、汝、かの地、知る、瞬く、その、辿り着く】

ビネガーさんが言うにはこの感じの言葉はもっとあるらしい。

……つまり全部を読めばなにかわかる?



それから私はメモ帳を片手に読める言葉を探しに集中してて気がつけばもう晩ごはんの時間。

もう少し集中したかったのに周りからの視線がうるさい……


「もう……視線がやかましいわ!!」

「だってよ、望月……腹減った」

「くっ……」


言い返せない。

佐藤も塩も身体動かしてるだろうしね!!


結果、今日の晩ごはんはお茶漬けになりました。

しょうがないからデザートに豆乳プリンをつけたよ。


「茶漬け……これだけ……」

「文句あるのかこのやろー」


確かにお茶漬けだけだけどさ。

ラーメンどんぶりにいれてあげたのに!

お茶漬けの素にお湯だけのお茶漬けもいいけどお茶で淹れるお茶漬けはなかなかの濃さで美味しいと思うんだ。

手抜きにちょうどいいごはん!


「モチヅキ、この赤いものはなんだ?」

「梅干しだよ。すっぱいの。」

「ほう……すっぱ…っ」


カルーアさんに和みつつ私はごはんを食べながらまた文字拾いの作業に戻った。



――そして、全ての言葉を拾い集めれた時、私はそれが転移の呪法なのだと理解した……――

召喚の教本の中に隠されていたのは転移の呪文だったよ!って話(違)

転移とは言っても異世界に行ける方じゃなくてただの瞬間移動だけど。

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