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20:本の文と乗り物。

【これを読む者、地を知る者。汝は瞬く間もなく跳ぶ権利を得た。かの地へ辿り着く為の力を。願え、その瞬間汝の世界はすぐに変わるだろう。唱えよ、その名を。想え、その地を。ただし、その地を知らねば汝は跳べぬ】


これが、ビネガーさんの持つ召喚呪法の教本に書かれていた転移の呪法についての文章だった。


「つまりさ……その場所を見てなきゃ転移できないってことだよねこれ。」

「そのようですね……」

「あのショタ爺やっぱり無茶ぶりすぎるでしょー……」


結局は私自身が自力で海の向こうにあるリン大陸まで行かなきゃ話にならないってことだけがよくわかった訳だけど。

やっぱりなんか乗り物でも作らなきゃいけないってことだもんなぁ……


「やっぱり飛行機系か……でも船系もありだよなぁ……」


やばい、結構こういうの考えるの楽しいかも。

ついでに広い大陸らしいから車系もあったらいいよね。

まぁ、本来の作り方なんて知らないけど!


脳内で考えるだけで形になる。

それが前提ならいろいろと簡略化しちゃえばなんとかなるだろうし



……その結果、今私の目の前にはヘリコプターみたいなのと、車みたいのと、白鳥ボートみたいのができていた。

クリエーターの力ってすごいなー……


「とりあえず命名!鳥人間号と社畜号とスワンさん号でっと。」


私にも作れて、私にも操作できるくらいに簡略化しようとした結果。

鳥人間号も社畜号もスワンさん号も全部足漕ぎ仕様になっちゃったのはもう妥協ということで。

あ、ちなみに鳥人間号はヘリみたいので、社畜号は車でスワンさん号は白鳥ボートのことだよ。


「すごいですね……これは……」

「これでいつでもリン大陸に行けると思うよ。」


あっちに行って、目印付けて、こっちに戻って、また目印に向けてあっちに行ってってやれば日帰りもできるし。

私もやればできるってことだね。


「しかし、こんなに大きいと場所が……」

「ふっふーん。私がそんなことも考えないとでも?ここをこーするとー……」


ぽちり、と私がそれぞれの乗り物の外側にあるある部分を押すとそれらは全部小さくなった。

一応持ち歩いても邪魔にならないサイズっていう設定だ。


「これはまた……」

「これで盗まれたりすることもないだろうし、なにより場所取らないでしょ?」

「そうですね。しかし、これらはどういったエネルギーで動くんですか?」

「一応足漕ぎが基本で、一部太陽光をエネルギーに変換したりするよ。」


リン大陸ってどんな感じのとこかなぁ。

傍から見れば私の状態はきっと子供と大差ないんだろうけど

一応いろいろと考えてるんだよ!!


さて、いろいろと必要そうなものは鳥人間号の後ろの方に設置してある箱に納めていく

とは言っても、箱の中はちょっと特殊な空間になってたりする

ヒントとしたのが某ゾンビゲーのアイテムボックスだ。

あれってわりと共通で使えたりするからね。同じものを3つ用意してそれぞれにいれるより安くすむのも私の中では目玉だと思ってる。


「さーて、明日行くぞー」


あーいうめんどくさいことはやっぱり早めにかたずけるのが一番だもんね。

にしてもホント、リン大陸というとこには一体なにがあるんだか……

はっきり言えばサトウとシオを書いてるのって実は日付け変更前後なんだよね。

おかげでいつも眠い。でも早く書きはじめれないジレンマ

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